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脇の脱毛で気をつけたいこと

公開 2018年5月30日
更新

腕を上げる仕草など、日常的な動作の中で最も気になるのが、脇のムダ毛ではないでしょうか。

欧米などでは自然のままにしている方もいますが、日本では脇のムダ毛をそのままにしている女性は、かなり稀な存在といえるでしょう。

世界的にみると、ムダ毛の処理というのは、紀元前のエジプトでも行われていたようです。

日本でも、江戸時代から木の実からとった油を使って、今でいう脱毛剤のようなものを作り、処理していたことが知られています。

ただ、一般的に女性が脇毛を処理するようになったのは、戦後の昭和40年代頃からで、ノースリーブのブラウスが流行り出し、脇の下が人目に触れやすくなってからのようです。

何故脇に毛が生えているのかというと、脇にはリンパ節などがあることから、その保護のためだとか、汗をかきやすい脇の、汗が流れ落ちるのを防ぐためだとかいわれていますが、今ではムダ毛として処理されることがほとんどです。

脇毛が生えていると、汗がそこに溜まりやすく、臭いの元になってしまうことも手伝っているのでしょう。

さて、この脇のムダ毛ですが、みなさんはどう処理されていますか?

もしかしたら、自己処理をしている方も多いのではないでしょうか。

ただ、自己処理をした場合、そこには様々なリスクも潜んでいるのです。

恐らく自己処理をする際の代表的な手段は、カミソリやシェーバーを使うことだと思いますが、これだとカミソリ負けをしてしまうことが考えられます。

ムダ毛と一緒に肌の表面まで削っている可能性があるので、肌荒れや埋没毛、色素沈着といった、トラブルの原因になることも。

埋没毛というのは、皮膚の上に伸びてくるはずの毛が、皮膚の中で成長してしまったものを指します。

原因としては、シェービングした際、皮膚の表面や毛穴にキズを付けてしまい、かさぶたができて毛穴がふさがってしまったことが考えられます。

皮膚の中の毛が埋没毛になった場合、外側からは膨らんでポツポツしたように見えます。

もし炎症を起こしてしまうと、より盛り上がって赤く見えますから、明らかに肌トラブルを抱えている肌に見えてしまいます。

毛抜きを使う方も多いと思いますが、こちらも毛を引き抜く際に出血する可能性があり、埋没毛の原因になったり、汚れや細菌の侵入によって、炎症を起こす可能性が考えられます。

やはり、様々な肌トラブルを考えると、もっともリスクが少ないのは、クリニックやエステサロンでの脱毛処理ということになるでしょう。

そこで今回は、クリニックやエステサロンでの、脇毛脱毛のメリットやデメリット、クリニックとサロンでの施術の違いなど、基本的な知識をお伝えしていきます。

クリニックやサロンでの脇毛脱毛のメリットとは

脇

脇のムダ毛の自己処理をしている方は、どの程度の頻度で行っているのでしょう。

もしかしたら、毎日のように処理をしている方もいるのではないでしょうか。

処理の頻度が高いということは、それだけ自己処理によるトラブルも多く起こる可能性が考えられます。

毎日鏡を見たり、脇を覗き込んだりすることに辟易としながらも、目立つ部位なのでやめられない、という方もいることでしょう。

クリニックやサロンで脱毛処理を行う最大のメリットは、その面倒や、自己処理による肌トラブルから開放されることにあります。

もちろん脱毛に関して豊富な知識を持つプロの施術が受けられることもありますが、日々自己処理に費やしていた時間が要らなくなり、その上肌トラブルとも無縁になるというのは、大きなメリットではないでしょうか。

また、肌トラブルに関しても、プロのアドバイスが受けられるので、これもおすすめするポイントです。

クリニックやサロンでの脇毛脱毛のデメリットとは

あまり多い例ではありませんが、脇毛脱毛をすると、脇の汗が増えたと感じる方が居るようです。

先に述べたように、汗が流れ落ちて来るのを脇毛が留めることなく、すぐに流れてくるのを感じてしまうので、増えたように思ってしまうようです。

また、一度脱毛処理を完了してしまった場合には、再び脇毛を生やしたいと思っても、以前のように生えてくることはありません。

これは何かの理由で「脇毛を生やす」という選択をする可能性が低い方には、デメリットともいえないことでしょう。

クリニックとサロンのちがい:使用する機器や方法

これは、混同している方も多いかもしれませんが、「医療レーザー脱毛」を行うのがクリニック、「光脱毛」や「フラッシュライト脱毛」と呼ばれるものを行うのがエステサロン、とおぼえておいてください。

なぜそんな風に別れているのかというと、クリニックとサロンでは、使用できる機器が違うからなのです。

クリニックで行う「医療レーザー脱毛」で使用する機器は、パワーがあります。

このことから、レーザー機器を扱えるのは、医師や看護師など、医療系の資格保持者のみとなっています。

エステサロンなどで使用される「光脱毛」や「フラッシュライト脱毛」の機器は、レーザー脱毛の機器よりもパワーを抑えてあるので、エステティシャンでも扱えます。

つまり、サロンで行われているのは、脱毛ではなく、本来は制毛や減毛と呼ばれるものなのです。

また、サロンの中には機器を使わず、ワックスなどで一気にムダ毛を引き剥がす施術を行っている場合もあります。

これは本来の意味での脱毛とはいえませんが、手早い除毛を希望される方には、こちらも有効かもしれません。

クリニックとサロンのちがい:脱毛にかかる期間や回数

カレンダー

大体のクリニックやエステサロンでは、施術する部位の広さや、脱毛の容易さによって料金が決められています。

脇の脱毛は、元々面積が狭いのと、施術を希望する方の多い人気部位なので、ポピュラーだといえるでしょう。

クリニックでの施術だと、料金が高いというイメージがあるかもしれませんが、キャンペーンなどで、意外に安い料金で施術が受けられるケースもあります。

・「医療レーザー脱毛」の場合

脱毛は、毛周期と呼ばれる、毛が生え変わるサイクルに合わせて行われます。

脇の脱毛も他の部位と同じく、その毛周期に合わせた施術を行います。

これは平均的な目安と考えていただきたいのですが、おおよそ2、3ヶ月に一度の処理をするのが一般的です。

5回から8回程度、最短では1年から1年半程度の期間で、補助的に行う自己処理をする必要もなくなると感じる方がほとんどです。

「光脱毛」よりも「医療レーザー脱毛」はパワーが強いことは先にお伝えした通りで、そのことから効果を実感できるまでの回数も少なく、期間も短くなります。

・「光脱毛」「フラッシュライト脱毛」の場合

サロンで行われる光脱毛も、医療レーザー脱毛と同じく、毛周期に合わせた施術が行われるので、2、3ヶ月に一度の処理をするのが一般的。

8回から16回くらいで自己処理の必要がなくなりますが、ここまでで最短でも、大体1年半から2年半はかかるということになります。

体毛は、部位による差や、毛の太さ、生えている密度などの個人差が大きいので、そこに施術の難しさがあるといわれています。

サロンなどでは、安価で何度でも脱毛し放題のようなプランを用意していることがありますが、時間がある方ならこれを選んでも良いかもしれません。

一般的にクリニックは料金が高めだとされていますが、肝心の脱毛効果や、脱毛に費やす時間に絞った場合はどうでしょう。

施術の回数や期間などを考えると、一概にクリニックが高いとはいえないことがおわかりいただけるかと思います。

脱毛後のケアについて

たとえ赤みなどが出ていなくても、脱毛処理をした後の肌はデリケートです。

制汗剤などを使用すると、目に見えないような細かい傷にしみて痛みを感じることもありますし、刺激によって肌トラブルに発展してしまう可能性もあります。

制汗剤を使うことは控え、汗が気になる方は、こまめにやさしく汗を拭き取ってください。

また、入浴時などに強くこすったりするのはトラブルの原因ともなりますから、絶対に避けてください。

ボディーソープなどをよく泡立てて、やさしく洗うようにしましょう。

また、きちんと丁寧に洗い流して、肌に残らないようにしてください。

普段はあまり脇まではケアしないという方も多いかもしれませんが、入浴後は顔や腕などと同じように、保湿クリームで潤いを逃さないようにすることも大切です。

肌が乾燥しはじめる入浴後15分以内に、脇もきちんとケアして肌トラブルを未然に防ぎましょう。

もし痛みがあった場合は、施術を受けたクリニックやサロンに連絡して、適切な処置を受けるようにしてください。

脇のムダ毛脱毛に関してお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょう。

脇は目立つ部分で、自己処理も可能なことから、肌に頻繁に刺激を与えることにつながり、肌トラブルを起こしやすい部位でもあります。

クリニックでの脱毛でも、サロンでの脱毛でも、自分に合う施術を受けるのが一番ですが、

今まで曖昧な知識でクリニックやサロンを避けてきた方がもしいたら、是非この機会にプロの施術を受けることも考えてみてくださいね。

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