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なぜなの?ピコレーザーの人気の秘密!?ダウンタイムはどれくらい?

公開 2019年1月30日
更新

最近、エステティックサロンのものと並んで目につくようになったのが、美容系のクリニックの広告です。

ちょっと前だと、美容皮膚科や医療クリニックでの施術に、美容整形を重ねていた人が多かったことがあるのかもしれませんが、美に対する意識や価値観は、世の中の移り変わりと共に変化して行くものです。

本格的な脱毛も、海外セレブの発言や、欧米のスタイルなどが紹介される機会が増えたことなどから、特別なものではなくなりました。
それぞれの価値観の中のことではありますが、美しくありたいというのは誰もが願うことなのでしょう。
そんな中、身だしなみを整えるのと同じように、エステサロンや医療クリニックに通う方も多くなっています。

医療クリニックや美容皮膚科で行われる診療は、主にシミを取ったり、永久脱毛ですが、パワーのあるレーザー機器を取り扱うには医療の資格が必要なので、エステサロンなどでは本格的な施術を受けることができません。
きちんとしたシミ対策には根本的な施術が受けられる、医療クリニックを訪ねるのが、なにより確実な方策です。

そんな医療クリニックで使われている医療レーザーの機器ですが、こちらもやはり日進月歩。
これまではレーザーの施術というと、痛みや施術後のダウンタイムの長さなど、受けるには二の足を踏んでしまう要因も確かにありました。
痛いのは誰だって嫌ですよね。
シミの除去は主に顔を行いますから、テープを貼って施術した箇所を保護するのは、目立ってしまうし、怪我をしたみたいで周りの目が気になったことでしょう。

ところが最近、施術中の痛みも軽く、ダウンタイムもこれまでとは比べものにならないほど短くて済むという、新しい機器が登場しています。
そしてその機器で使用されているのが、“ピコレーザー”なのです。

そもそも…レーザーでシミが取れるのはなぜ?

シミが取れるのはなぜ?

そう思われた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
シミというのは、地肌の色より濃くなっている部分を指しますよね。
濃く見える原因は、そこにメラニン色素が蓄積されているからなのです。

私たちの表皮は、外側から角質層、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層という4つの層から構成されていて、この表皮の下に真皮層があります。
表皮の有棘層には表皮細胞のケラチノサイト、基底層には色素細胞であるメラノサイトなど、馴染みのある細胞も存在しています。

肌が紫外線を浴びると、表皮の一番深い部分にあるメラノサイトに信号が送られ、メラニン色素を生成してケラチノサイトに受け渡します。
するとメラニン色素はケラチノサイトの中に滞留して、紫外線から細胞核を守るのです。
これがいわゆる、日焼けをした状態になります。

しかし私たちの皮膚は、表皮の一番底にある基底層の細胞を徐々に外側に押し上げて行き、押し上げられて最終的に一番外側の角質層に到達し、角質に変化してアカとなって剥がれ落ちていきます。
これが常に一定のサイクルで行われていて、これを肌のターンオーバーと読んでいます。
つまり、基底層で作られて有棘層に滞留していたメラニンも、時間が経てば角質になって剥がれ落ちていくものなので、通常の日焼けであれば肌のターンオーバーのサイクルである、約一ヶ月程度で消えていくことになるというわけです。

しかし、紫外線を浴び過ぎたり、ストレスで身体のバランスが崩れたり、加齢などによってターンオーバーが上手くいかなくなると、メラニン色素は滞留し続けることになります。
代謝ができなかったメラニン色素の量が多ければ、正常な代謝に戻ったとしても排出が間に合わなくなり、ケラチノサイトでも色素の沈着が起こって、これがシミとなって現れてくるのです。

レーザーは濃い色に反応します

シミは、色素が沈着して本来の肌の色より濃くなっている部分。
ですから、シミの除去にはそこを狙って、濃い色だけに反応する特性を持つレーザーを照射します。

シミの部分にレーザーを照射すると、レーザーのエネルギーで熱が発生します。
その熱によってメラニン色素を破壊するのが、レーザーを使ったシミ治療の概要になります。
施術のあと、シミだった箇所は黒く変色します。
これは、レーザーで破壊されたメラニン色素の残骸のようなもので、老廃物として排出されていきます。
また、熱で破壊したことになりますから、施術を受けたあとは軽くではありますが、やけどをしたような状態になっています。
この時患部はとてもデリケートになっているので、さらに炎症を起こさないよう、保護テープなどで覆って、自然にかさぶたが剥がれ落ちるのを待ちます。

これが一般的にいわれるダウンタイムというもので、通常1週間から10日ほどは保護テープで覆い、洗顔なども優しくこすらないように気を付ける必要があります。
かさぶたが綺麗に剥がれたあとには、綺麗な新しい皮膚ができていますが、とてもデリケートなので、日焼けを避けるなどのケアが必要になります。
その後、シミだった箇所はさらにターンオーバーを繰り返し、個人差はありますが、1ヶ月ほどかけて元の地肌に近い色にまで回復して行くのです。
ただし、これはこれまで一般的だった、ナノ波のレーザーで施術を受けた場合のことになります。

ピコレーザーの場合のダウンタイムは?

砂時計

ナノレーザーの機器はその名の通り、レーザー波をナノ秒(10億分の1秒)単位で照射できるものでした。
一方、ピコレーザーを使う機器は、ナノ秒よりさらに短いピコ秒(1兆分の1秒)単位のレーザー波を照射することが可能です。

では、より短い秒単位でレーザーを照射できると、なにがよいのでしょう。 それは、破壊したメラニン色素の大きさの差に表れています。 ナノレーザーの場合に破壊したメラニン色素のサイズが岩石程度とするならば、ピコレーザーは砂粒程度。 砕かれたメラニン色素は、ターンオーバーによってリンパ管を通して老廃物として代謝されますから、大きさは細ければ細かいほど良いのです。 この時、マクロファージという身体を守る細胞が、バクテリアやウイルス、死滅した細胞を取り込んで破壊する貪食(どんしょく)と呼ばれる働きをするのですが、粒子が細かいほどその活動は活発になります。

そして、ナノレーザーではメラニン色素に熱を集めて破壊するイメージでしたが、ピコレーザーでは衝撃波で文字通り粉砕してしまいます。 照射した周囲の細胞にも傷がつきにくく、施術を行いたい箇所にピンポイントで照射できるため、かさぶたもできにくいという特徴を持っています。 これまでのナノレーザーでは取りにくかったシミにも、効果的だといえるでしょう。

さらに、先にレーザー照射後は一週間程度のダウンタイムが必要になるとご説明しましたが、ピコレーザーの場合は、それがおよそ24時間程度で済んでしまうのです。 もちろん個人差はありますが、施術後に出る赤みなどは数時間で引いていきます。 もし、過去にナノレーザーでの施術を受けたことがある方がこれを読まれていたら、さぞ驚かれていると思います。 かさぶたになったシミのあとに保護テープを貼り、当たったりして傷つけないよう、細心の注意を払われたことでしょうから。 それを一週間ものあいだ続けていたのに、ピコレーザーなら、たった一日でその煩わしさから開放されてしまうのです。

また、今までのナノレーザーでは、よく輪ゴムで弾かれたようだと表現される、痛みを抑えることはできませんでした。 痛みの感じ方は人それぞれなので個人差はありますが、実際に痛みを感じたくないという方のために、麻酔入りのクリームなどを用意しているクリニックもあります。

しかしピコレーザーでは、その痛みも大幅に軽減されています。 これはダウンタイムの短さにみられるように、肌へのダメージが少ないからに他なりません。

けれど、だからといってせっかく綺麗になった箇所を、ぞんざいに扱っていいというものではありません。 大体24時間経てばお化粧もできますが、なるべくこすったりせず、紫外線を避けるのが好ましいでしょう。 ピコレーザーなら一般的なナノレーザーの施術よりは格段に回復がはやいとはいえ、大切なお顔のことです。 考えられるケアは、億劫がらずにきちんとしましょう。

エステサロンに比べて費用がかかるといわれてきた医療クリニックですが、本格的な施術を受けられることなどを考えれば、さほど高額だとはいえないでしょう。 また、訪れる方が増えていることから、以前に比べれば大分費用も下がっていますし、様々なキャンペーンやコースを用意しているクリニックも多くあります。

ただ、ピコ秒波のレーザー機器を備えているクリニックは、増えてきたとはいえ、どこにでもあるというわけではありません。
気になったクリニックのサイトなどで、確認してみることをおすすめします。

しっかり情報収集をして、ぜひ綺麗への第一歩を踏み出してみてくださいね。
当クリニックでは『PicoSure(ピコシュア)』を導入しています。
料金など詳しい情報はピコシュア(ピコレーザー)のシミ除去へ。