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保険適用されるシミの種類は4種類。医師がシミの種類別で治療法を解説。

公開 2023年6月6日
更新

年齢を重ねるごとに気になってくるのが、シミです。
けれど、子供の頃からみられるソバカスもシミの一種ですし、それまでの生活習慣によっては、20代前半からシミが目につくようになることも。

シミは顔にできることが多いので人の目にもつきやすく、毎日鏡の中で対面することになりますから、一度気になってしまうとますます目に入ってきて、増えたり濃くなっているような気さえしてしまうものです。
気になるシミを隠そうとして、お化粧を濃くしてしのいでいる方も多くいらっしゃいます。
シミに効果が期待できるとされる化粧水を使ったり、サプリメントなどを摂ったとしても、薄くなった、消えた、と実感できることはほとんどありません。

シミを消す方法として、まず思いつくのは、医療クリニックや美容皮膚科での治療だと思います。
でも、実際にシミを消すために受診するのに二の足を踏んでいるという方は、おそらくたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
気にはなっているのに、何故みなさんすぐに受診しないのでしょう。
それは、費用のことが心配だからなのではありませんか?

確かにシミのケアは、美容的なものという扱いが一般的な捉え方で、シミ取りには高いお金がかかると思われがちです。
けれど、シミの除去にも健康保険が適用されることもあるのです。

今回は、保険診療が適用されるシミ治療について、ご紹介しましょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

高山 ゆり子
薬剤師/医療ライター
高山 ゆり子
ライター

薬学部を卒業後、薬剤師として調剤薬局に勤務。現在は薬局勤務のかたわら、WEBライターとしても活動。医療・健康分野で執筆を通して正確な知識と情報を届ける。YMAA認証マーク取得。

保険診療に該当する可能性が高いシミ治療

保険診療に該当する可能性が高いシミ治療

皮膚科のシミ治療で保険適用となるのは、レーザー治療の一部です。

病名でいうと太田母斑(おおたぼはん)、扁平母斑(へんぺいぼはん)、異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)、外傷性色素沈着などが、保険治療が認められるアザの代表的なものになります。

太田母斑

太田母斑はシミというよりはアザのようなもので、顔の片側にみられることが多いのですが、両側に色素斑が現れることもあります。
稀に生まれた時から生じていることもありますが、幼いころからみられるようになって、思春期に数が増えたり色が濃くなったりすることもあります。
また、歳を重ねてから発症することも少なくはありません。
色も青紫であったり褐色であったりするので、ソバカスだと診断されたりすることもあるようです。
出生時に色素斑がなかったとしても、思春期までにアザのようにあらわれて、範囲も広がることが多くなります。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

シミが悪化する事は無いですが、自然消退もないです。レーザー療法が著効します。

扁平母斑

茶色いシミのようなものが皮膚にできる病気です。皮膚の浅いところで、茶色の色を作るメラニンが増えてできます。
皮膚から盛り上がることは無いので、“扁平”母斑と呼ばれています。
多くは生まれつき、あるいは幼児期から生じますが、思春期になってから目につくようになったり、増えたりすることもあります。

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山崎 禮子

生まれた時からあるシミです。
レーザー治療で効果は100%消退する事はなく、再発が多いです。

異所性蒙古斑

日本人の赤ちゃんほとんどにみられるのが、お尻周辺の青いシミ。
これが蒙古斑です。
通常は子供のうちに自然に薄くなって成長するに連れ消えていくので、そういえばそんなものもあったかな、という程度の印象ですが、稀に大人になっても消えないことがあります。
また、蒙古斑があらわれるのはお尻の周辺が一般的ですが、それ以外の、服で隠れないような位置にみられるものがあります。
この、お尻の周辺ではない部位にあり、大人になっても消えないようなシミが、異所性蒙古斑ということになります。

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山崎 禮子

腰や臀部以外の顔や手足に出てくる青色のシミを言います。早期からのレーザー治療を考えます。

外傷性色素沈着

ケガなどの外傷が原因で生じた、シミやアザのことです。
外傷によって皮膚の中に色素が閉じ込められて沈着してしまったことが原因ですが、色素の種類や、皮膚の中のどの深さに色素が存在するかによっては、取れにくいこともあります。
シミのように見えて、実はそうではないものもありますから、まずは専門医の診断を仰いだほうが良いでしょう。

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山崎 禮子

ケガの後の気になるシミやアザがある方は、保険適応のレーザーが有効な場合があります。

保険診療に該当しないシミ治療

保険診療に該当しないシミ治療

老人性色素斑・そばかす・肝斑(かんぱん)・炎症後色素沈着など、薄くしたり消したりするのが美容目的だと判断されるような場合は、保険の適用外になります。

老人性色素斑

日焼け跡に色素が沈着してしまったものが、老人性色素斑です。
一般的に「シミ」と呼ばれるのはこのことで、「老人性」とあるものの、早い人では20代後半くらいから目につきはじめることも。
主な原因は紫外線を浴びた際に、私たちの身体を守るために作られたメラニン色素がターンオーバーでも排出しきれなくなり、肌に沈着することによります。
若いうちは薄っすらとしていても、年齢を重ねるごとに濃くなり、肌の老化とともにさらに目立つようになります。

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山崎 禮子

クリニックに受診される患者さんで1番多いシミです。レーザー治療、外用内服治療が効果的です。

そばかす

そばかすは雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれる、小さなシミの集まりです。
茶色い小さなシミが広範囲にあらわれ、それが雀の卵の柄に似ているので、“雀卵”斑というわけです。
そばかすがある方は比較的多く、子供のころから生じて思春期に入ると目立つようになる傾向があります。
ただ、思春期を過ぎれば現象して、目立たなくなっていくことも多いようです。

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3歳ごろから顔、首、腕などの日差しが当たりやすい部位にシミができます。夏の日差しで色が濃くなり、冬で色が薄くなることがあります。

肝斑

肝斑(かんぱん)というのも、よく耳にされると思います。
この肝斑の大きな特徴は、頬骨に沿ってほぼ左右対称に、同じ形と大きさで生じることです。
輪郭はあまりはっきりせず、ぼんやりした印象で広がってみえます。
経口避妊薬の服用や、妊娠したり、更年期の方に多くみられることから、女性ホルモンとの結びつきが考えられています。
精神的なストレスなどでホルモンのバランスが乱れたりすると、悪化することも。

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30才以降の女性に多いシミですが、最近では男性にも同じ症状が見られる場合があります。

炎症後色素沈着

外傷性色素沈着と似た名称ですが、原因となるのはケガなどではなく、ニキビや虫刺されなどに伴う炎症です。
炎症が長引いたりすると、色素を作るメラノサイトが過活性化して、メラニン色素が多くなり、症状が収まったあとにも沈着して、シミのようになってしまうことがあります。
多くの場合は時間が経てば薄くなっていきます。

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ニキビや虫刺され、日焼け後、レーザー治療後などにできるシミです。内服外用治療で自然回復していきます。

このように当然といえばそうですが、美容目的に該当するようなシミには、健康保険が適用されないことになっています。

医療レーザーによるシミ治療

レーザー治療

シミを取るには、医療レーザーでの施術が行われます。
医療クリニックや美容皮膚科でレーザー治療が行われていることはよく知られていますが、ここでちょっと詳しく内容をお伝えしておきましょう。

レーザー治療のしくみ

シミなどの部位には、排出されなかったメラニン色素が集まって沈着しています。
レーザーは黒や茶色のような濃い色だけに反応するので、その性質を利用してシミだけを狙い撃ちにするのです。
レーザーを照射すると、メラニン色素が集まる色の濃い部分に熱が生じ、その熱でメラニン色素が破壊されます。
レーザーでシミの除去をすると、輪ゴムで弾かれたような痛みがあると言われていますが、それは熱でメラニン色素が破壊された時の衝撃によるものです。
砕かれたメラニン色素は、肌のターンオーバーによって、老廃物として排出されていきます。

レーザー照射後、シミのあった箇所にはかさぶたができますが、かさぶたが剥がれ落ちたあとには、シミのない綺麗な肌ができています。

これは、今まで一般的に使われてきたナノ秒レーザー機器による治療のあらましですが、最新の機器の場合は少し流れが違ってきます。

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レーザーで治療する波長は、茶色や黒によく反応します。レーザーの光がシミに当たるとカサブタになり、約1週間〜2週間ほどできれいに剥がれます。特にスポット照射では劇的に効果を感じることができます。

ピコレーザーの登場!ダウンタイムが少なく、早く効果を実感

レーザー機器の照射時間は、短ければ短いほど色素破壊に効果があるとされています。
これまではナノ秒(10億分の1秒)単位でのレーザー照射が一般的でしたが、近年それをしのぐピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射することが可能な機器が登場したのです。

ピコレーザーもシミへのアプローチはナノ秒レーザーと同じ形で行いますが、メラニン色素の破壊は熱ではなく、衝撃波によるものに変わりました。
ナノ秒レーザーで砕いたメラニン色素の大きさが小石くらいだと仮定すると、ピコレーザーでは砂粒程度の細かさになるので、ターンオーバーによる排出もよりスムーズになります。
痛みの感じ方には個人差があるものの、ピコレーザーでは肌へのダメージが少ないことから、施術の際の痛みも大幅に軽減されています。

ただ、ピコレーザーを照射できる機器は最新のものであることから、医療クリニックによっては導入がされていないこともあります。
保険適用されるシミ治療の場合も、クリニックがピコレーザーを照射できる機器を導入していれば、上記のような施術が受けられます。

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ピコレーザーの登場でより薄いシミにも効果が期待できます。当院で取り扱っているピコレーザーはピコシュアです。

シミや肌悩みに合わせて3つの照射モードを使い分けるピコレーザー

ピコレーザーは以下の3つの照射モードを使い分けることであらゆる肌悩みを改善に導きます。

  • ●ピコトーニング
  • ●ピコフラクショナル
  • ●ピコスポット

ピコトーニングは低出力のレーザーを広範囲に照射して、くすみを取り肌の若返り効果が期待できます。顔全体に照射できるので、肌全体を明るくしたい方に適しています。

ピコフラクショナルは凝縮されたエネルギーのレーザーを広範囲に照射し、皮膚に細かい傷をつけ、傷が修復する過程で起こる自然治癒力を利用してコラーゲンやエラスチンの生成を促します。毛穴の開きや肌の凸凹の改善など、肌質改善をしたい方に適している施術です。

ピコスポットは低出力のレーザーをシミのある部分に直接照射して、シミの元になっているメラニン色素を破壊します。従来のレーザー治療よりもメラニン色素を細かく破壊できるため、より高い治療効果が期待できます。アザやこれまでの治療では効果が得られなかったシミを取りたい方はピコスポットがおすすめです。

それぞれの特徴を以下にまとめました。施術を検討する際の参考にしてください。

  ピコトーニング ピコフラクショナル ピコスポット
適した肌悩み ・肝斑
・くすみ
・ハリ・ツヤ
・色素沈着
・毛穴の黒ずみ
・トーンアップ
・毛穴の開き
・たるみ
・小じわ
・くすみ
・ハリ・ツヤ
・シミ、そばかす
・色素沈着
・従来の治療では改善できなかったシミやアザ
・タトゥーやアートメイクの除去
特徴 低エネルギーのピコレーザーを均一に照射 凝縮されたエネルギーのピコレーザーを均一に照射 シミに直接ピコレーザーを照射
痛み 多少ある 弾かれるような痛み 症状により痛みを感じる
ダウンタイム なし 24時間以内 数日~2週間
施術頻度
施術回数
4週間ごと
5~10回程度
4週間ごと
3~5回程度
1回で効果あり
濃いシミ・タトゥーの除去などは複数回
ピコトーニング
適した
肌悩み
・肝斑
・くすみ
・ハリ・ツヤ
・色素沈着
・毛穴の黒ずみ
・トーンアップ
特徴 低エネルギーのピコレーザーを均一に照射
痛み 多少ある
ダウンタイム なし
施術頻度
施術回数
4週間ごと
5~10回程度
ピコフラクショナル
適した
肌悩み
・毛穴の開き
・たるみ
・小じわ
・くすみ
・ハリ・ツヤ
特徴 凝縮されたエネルギーのピコレーザーを均一に照射
痛み 弾かれるような痛み
ダウンタイム 24時間以内
施術頻度
施術回数
4週間ごと
3~5回程度
ピコスポット
適した
肌悩み
・シミ、そばかす
・色素沈着
・従来の治療では改善できなかったシミやアザ
・タトゥーやアートメイクの除去
特徴 シミに直接ピコレーザーを照射
痛み 症状により痛みを感じる
ダウンタイム 数日~2週間
施術頻度
施術回数
1回で効果あり
濃いシミ・タトゥーの除去などは複数回

照射モードを使い分けるには、シミの状態を的確に見分けて出力を調整する必要があります。これは経験のある医師でも難しいため、失敗しないためには治療実績が豊富でカウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことがポイントです。

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照射モードの違いは、使用するレンズによって変わります。その時の肌の状態に合わせて使い分けていきます。

光治療によるシミの改善

光治療はレーザー治療よりマイルドな幅広い波長を含む光を広範囲に照射し、さまざまな肌悩みを改善する治療です。1回当たりの治療効果は穏やかですが、シミがない部分にも照射するため、くすみやたるみ、赤ら顔などトータルで美肌効果が期待できます。

レーザーより広範囲に対応できるフォトフェイシャル

フォトフェイシャルではIPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる複数の波長をもったマイルドな光線をシャワーのように広範囲に照射します。これにより、濃いシミだけでなく薄く広がったシミやくすみ、ニキビ、ニキビ跡、赤ら顔などの症状を改善できるのが特徴です。1回の施術でも効果を実感できますが、複数回行うことでより高い効果を期待できるでしょう。

当クリニックではオーダーメイド治療が可能な「フォトフェイシャルステラ22」を導入しています。6種類の波長フィルターを使い分け、シミはもちろん、肌のたるみや赤ら顔、ニキビ・ニキビ跡も改善します。ダウンタイムが短いのも特徴です。

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フォトフェイシャルは幅広いお肌悩みがある患者さんに効果的です。

高周波によるシミ治療

肌質改善が可能なポテンツァ

ポテンツァはダーマペン4の進化版とも言われる治療法です。針で傷ついた細胞の創傷治癒力を利用するだけでなく、刺入した針先からRF(高周波・ラジオ波)を照射し、肌の深部である真皮層に熱エネルギーを与え、さまざまな肌悩みを改善します。

これにより従来のマイクロニードル治療では難しかった肝斑にも効果を発揮できるようになりました。このほかに、ニキビやニキビ跡、クレーター肌、毛穴の開き、赤ら顔まで多くの肌質改善に対応できるのが特徴です。また、ポテンツァ独自のシステムがドラッグデリバリーシステムです。これは針を抜く時に空気の圧力で、真皮層に均一に効率よく薬剤を浸透させるものです。肌悩みに合った薬剤を選ぶことで、より高い効果を期待できます。

13種類のチップでさまざまな肌悩みを改善します。特にこんな人におすすめです。

  • ●痛みが不安、または痛みでほかの治療を続けられなかった
  • ●少ないダウンタイムで高い効果を実感したい
  • ●肝斑治療と肌質改善を同時にしたい
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山崎 禮子

お肌に針をさしてRF(高周波、ラジオ波)の熱を入れていく事でお肌の炎症を抑え、赤みや肝斑を改善していきます。

施術によるシミ治療法一覧

上記で解説した、レーザー治療、光治療、高周波によるシミ治療について、治療の内容、対応するシミの種類、効果が出るまでの期間や頻度、当院での料金をまとめてみました。

治療法 治療の内容 対応できる
シミの種類
おすすめの人 効果が出るまでの期間/頻度 料金
ケミカルピーリング 酸性の薬剤を塗布して皮膚表面の角質を除去し、肌細胞のターンオーバーを促進する ・老人性色素斑
・肝斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
・古い角質を取ることにより少しずつ美白・美肌を目指したい
・毛穴、ニキビを改善したい
・費用を安く抑えたい
・ダウンタイムの少ない治療がしたい
6ヶ月〜
(2週間ごとに6~8回。継続治療がおすすめ)
全顔一回12,000円
イオン導入 皮膚に微弱な電流を流すことで、美容成分を肌の奥深くまで浸透させる ・老人性色素斑
・肝斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
・気軽にシミ治療を受けたい
・シミをできにくくしたい
・トラネキサム酸が服用できない
3ヶ月〜
(1〜2週間ごとに1回。継続治療がおすすめ)
5,000〜20,000円
ピコレーザー レーザーを照射することでメラニン色素を破壊し、シミなどの色素沈着を除去する 【ピコトーニング】
・肝斑
・炎症後色素沈着
【ピコスポット】
・老人性色素斑
・ADM(後天性真皮メラノサイト〜シス)
・肌全体をトーンアップさせたい
・痛みの少ないレーザー治療を受けたい
・少ない回数で高い効果を実感したい
ピコトーニング:4週間ごとに5回〜
ピコスポット:1回~
※濃いシミの場合には複数回の施術が必要。その場合には3〜6ヶ月間隔を空けての施術
ピコトーニング:10,000円~
ピコスポット:29,800円~
ダーマペン 非常に細い針で皮膚表面に小さな穴を一時的につくり、肌の自然治癒力を向上させターンオーバーを促進する ・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・毛穴を引き締めたい
・ハリや弾力が欲しい
・効果を早く実感したい
7ヶ月〜
(1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで5回〜)
20,000〜40,000円
ポテンツァ ダーマペンの進化版。針先から高周波の熱エネルギーを照射することで、真皮層に働きかけ肌細胞を活性化する ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・ほかの治療で肝斑が改善しなかった
・肌質を改善したい
・美肌効果を期待したい
4ヶ月半〜
(1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで3回〜)
100,000〜200,000円
フォトフェイシャル
ステラM22
症状に合わせて6種類の波長フィルターを選び、シミやクレーター、赤ら顔など幅広い悩みにアプローチ ・老人性色素斑
・雀班(そばかす)
・ダウンタイムの短い治療を選びたい
・美容施術を気軽に受けたい
・美白・美肌治療も受けたい
5ヶ月〜
(1ヶ月に1回のペースで5回〜)
10,000〜30,000円
ケミカルピーリング
治療の内容 酸性の薬剤を塗布して皮膚表面の角質を除去し、肌細胞のターンオーバーを促進する
対応できる
シミの種類
・老人性色素斑
・肝斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
おすすめの人 ・古い角質を取ることにより少しずつ美白・美肌を目指したい
・毛穴、ニキビを改善したい
・費用を安く抑えたい
・ダウンタイムの少ない治療がしたい
効果が出るまでの期間/頻度 6ヶ月〜
(2週間ごとに6~8回。継続治療がおすすめ)
料金 全顔一回12,000円
イオン導入
治療の内容 皮膚に微弱な電流を流すことで、美容成分を肌の奥深くまで浸透させる
対応できる
シミの種類
・老人性色素斑
・肝斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
おすすめの人 ・気軽にシミ治療を受けたい
・シミをできにくくしたい
・トラネキサム酸が服用できない
効果が出るまでの期間/頻度 3ヶ月〜
(1〜2週間ごとに1回。継続治療がおすすめ)
料金 5,000〜20,000円
ピコレーザー
治療の内容 レーザーを照射することでメラニン色素を破壊し、シミなどの色素沈着を除去する
対応できる
シミの種類
【ピコトーニング】
・肝斑
・炎症後色素沈着
【ピコスポット】
・老人性色素斑
・ADM(後天性真皮メラノサイト〜シス)
おすすめの人 ・肌全体をトーンアップさせたい
・痛みの少ないレーザー治療を受けたい
・少ない回数で高い効果を実感したい
効果が出るまでの期間/頻度 ピコトーニング:4週間ごとに5回〜
ピコスポット:1回~
※濃いシミの場合には複数回の施術が必要。その場合には3〜6ヶ月間隔を空けての施術
料金 ピコトーニング:10,000円〜
ピコスポット:29,800円~
ダーマペン
治療の内容 非常に細い針で皮膚表面に小さな穴を一時的につくり、肌の自然治癒力を向上させターンオーバーを促進する
対応できる
シミの種類
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
おすすめの人 ・毛穴を引き締めたい
・ハリや弾力が欲しい
・効果を早く実感したい
効果が出るまでの期間/頻度 7ヶ月〜
(1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで5回〜)
料金 20,000〜40,000円
ポテンツァ
治療の内容 ダーマペンの進化版。針先から高周波の熱エネルギーを照射することで、真皮層に働きかけ肌細胞を活性化する
対応できる
シミの種類
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
おすすめの人 ・ほかの治療で肝斑が改善しなかった
・肌質を改善したい
・美肌効果を期待したい
効果が出るまでの期間/頻度 4ヶ月半〜
(1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで3回〜)
料金 100,000〜200,000円
フォトフェイシャル
ステラM22
治療の内容 症状に合わせて6種類の波長フィルターを選び、シミやクレーター、赤ら顔など幅広い悩みにアプローチ
対応できる
シミの種類
・老人性色素斑
・雀班(そばかす)
おすすめの人 ・ダウンタイムの短い治療を選びたい ・美容施術を気軽に受けたい
・美白・美肌治療も受けたい
効果が出るまでの期間/頻度 5ヶ月〜
(1ヶ月に1回のペースで5回〜)
料金 10,000〜30,000円
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レーザーによるシミ治療は、内容により痛みが伴う場合があります。ご希望に応じて表面麻酔をすることもあります。

内服薬・外用薬によるシミ治療

当院でシミ治療を行う際に保険適用するか判断する基準は、軽度なシミなどになります。外用薬(塗り薬)や内服薬(飲み薬)で治療をする場合は保険適用となります。
お客様のご要望で保険適用での治療法を提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

当院で行っている内服薬・外用薬によるシミ治療についてまとめました。

内服薬によるシミ治療法

治療法 対応できる
シミの種類
おすすめの人 治療期間/料金
トラネキサム酸 ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
肝斑や表皮層にあるシミを改善したい 3ヶ月〜
トラネキサム酸250mg
1錠=50円
60錠=3,000円(税込)
100錠=5,000円(税込)
シナール錠 ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
・肝斑や雀班を改善したい
・肌荒れを予防したい
・美白・美肌効果も期待したい
3ヶ月〜
1錠=30円
60錠=1,800円(税込)
100錠=2,970円(税込)
ユベラ錠 ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班
・肝斑や雀班を改善したい
・シミのできにくい肌を目指したい
3ヶ月〜
1錠=30円
60錠=1,790円(税込)
100錠=2,970円(税込)
ハイチオール錠 ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班
・シミだけでなく毛穴詰まりやニキビも改善したい 3ヶ月〜
ハイチオール80mg
1錠=30円(税込)
60錠=1,750円(税込)
トラネキサム酸
対応できる
シミの種類
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
おすすめの人 肝斑や表皮層にあるシミを改善したい
治療期間/料金 3ヶ月〜
トラネキサム酸250mg
1錠=50円
60錠=3,000円(税込)
100錠=5,000円(税込)
シナール錠
対応できる
シミの種類
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
おすすめの人 ・肝斑や雀班を改善したい
・肌荒れを予防したい
・美白・美肌効果も期待したい
治療期間/料金 3ヶ月〜
1錠=30円
60錠=1,800円(税込)
100錠=2,970円(税込)
ユベラ錠
対応できる
シミの種類
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班
おすすめの人 ・肝斑や雀班を改善したい
・シミのできにくい肌を目指したい
治療期間/料金 3ヶ月〜
1錠=30円
60錠=1,790円(税込)
100錠=2,970円(税込)
ハイチオール錠
対応できる
シミの種類
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班
おすすめの人 ・シミだけでなく毛穴詰まりやニキビも改善したい
治療期間/料金 3ヶ月〜
ハイチオール80mg
1錠=30円(税込)
60錠=1,750円(税込)
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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

施術に少し抵抗がある人は、内服治療だけでもシミが薄くなる場合がありますのでお勧めです。

外用薬・化粧品(医薬部外品)による治療法

外用薬 概要 対応できるシミ 料金
HQ4(ハイドロキノン4%クリーム) メラニン色素の生成を抑える塗り薬 ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
5g 3,300円
ガウディスキンインナーモイストTAローション 美白効果のあるトラネキサム酸を配合した高浸透性美白*化粧水
*メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
6,600円
レチノイン酸クリーム 肌のターンオーバーを促進するビタミンA誘導体クリーム ・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
5g 4,400円
HQ4(ハイドロキノン4%クリーム)
概要 メラニン色素の生成を抑える塗り薬
対応できる
シミ
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
料金 5g 3,300円
ガウディスキンインナーモイストTAローション
概要 美白効果のあるトラネキサム酸を配合した高浸透性美白*化粧水
*メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ
対応できる
シミ
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
料金 6,600円
レチノイン酸クリーム
概要 肌のターンオーバーを促進するビタミンA誘導体クリーム
対応できる
シミ
・肝斑
・老人性色素斑
・炎症後色素沈着
・雀班(そばかす)
料金 5g 4,400円
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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

外用薬では継続して使用していくことで、シミが薄くなっていきます。副作用(赤み、カサカサ)が出る可能性もあるので、使用する前は医療機関を受診するのがお勧めです。

まとめ

シミの除去というと、アンチエイジングや美白などの美容目的で、保険が使えないケースばかりのように思われていたかもしれません。
気になるシミが保険を使って除去できるのであれば、それにこしたことはないですよね。

保険が適用されるものから美容目的でのシミの除去まで、幅広く施術をしている医療クリニックは少なくはありません。

近年は美容目的のシミ取りに通う方も増えているので、心理的なハードルも、費用も、以前に比べれば下がっているようですから、シミが気になる方は、まず受診してみることをおすすめします。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

シミ治療は、患者さんのお肌のお悩みに合わせて治療内容をご案内していきますので、お気軽にご相談ください。