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HIFU治療の美容効果とは?小顔になると話題の施術について痛みや値段なども徹底解説

公開 2021年7月1日
更新

ハイフ(HIFU)は、エステサロンやクリニックで、リフトアップやたるみケアで人気のメニューです。ハイフのメリットとデメリット、ダウンタイム、効果の持続期間、頻度、費用までをご紹介します。また、家庭用のハイフ機器の利用、エステとクリニックでの医療ハイフとの美容効果の違いについても解説します。

ハイフ(HIFU)とは?

ハイフ(HIFU)とは、High-IntensityFocusedUltrasoundの略で、日本語では「高密度焦点式超音波」と言われています。特殊な超音波の波長で、肌の内側の狙った部位に照射し、熱エネルギーを発生させ、組織を軽く火傷させる施術です。組織内の火傷の傷が治ろうとする創傷治癒の過程で、組織が再活性し、肌の引き締めやリフトアップにつながります。

火傷というと怖いイメージがありますが、ハイフは超音波で、皮膚の表面がダメージを受ける心配はほとんどありません。

ハイフが他の施術と違う点は、手術でしかアプローチできかった筋膜にアプローチできる点です。この筋膜はSMASと呼ばれ、医療機器では唯一、ハイフでしかこの層にアプローチができません。

ハイフはこんな肌悩みのある人におススメ

ハイフは以下のような方におススメの施術です。

・小顔になりたい方
・しわやたるみの予防と改善をしたい方
・切らずにリフトアップをしたい方
・二重顎をすっきりさせたい方
・持続期間の長いケアをしたい方
・目周りの小じわが気になる方
・ほうれい線やマリオネットラインを浅くしたい方

ハイフは、顔~首のたるみやしわをケアすることができるので、顔だけではなく首に悩みがある方にもオススメです。

ハイフのメリットとデメリット

ハイフには以下のようなメリットとデメリットがあります。

ハイフのメリット

・気になる部位にピンポイントで施術ができる

シワやたるみ改善、リフトアップに必要なコラーゲン繊維は、60℃~70℃の温度を加えると効率良く増えます。ハイフはこの範囲の温度を保ちながら、悩みのある部分にピンポイントで照射してコラーゲン繊維を増やすことができます。 そのため、頬、顎下など大きな部分だけではなく、目周りの細かい部分にも照射することができ、目元のたるみが気になる方にはピッタリの施術です。

・メスを使わずリフトアップできる

メスを使わずリフトアップとしわやたるみの改善効果を期待できるのも、ハイフが人気の理由の1つです。皮膚にメスを入れてリフトアップをすることに抵抗がある方や、リフトアップを諦めていた方でも、ハイフは身体への負担を少なくして施術を受けられます。

・年齢関係なく効果を実感できる

年齢関係なく効果が実感できるのもハイフの特徴の1つです。ハイフと比較されるサーマクールは、40~60代の方が多いですが、ハイフは30代からでも顔のボリュームを落とさずにリフトアップできるので、若い世代の方にも受けていただけます。

・ダウンタイムが比較的少ない

ハイフは皮膚の弱い方だとまれに赤みや腫れが出ることもありますが、ダウンタイムは比較的少ない施術です。施術後すぐに、洗顔、基礎化粧品、メイクなど使用できます。

ハイフのデメリット

・施術者の技術やカウンセリング力の違いで副作用が出ることも

ハイフは皮膚に超音波を照射する時に熱が生じます。ハイフは機器ごとに、熱の入る場所や、照射出力、ショット数が異なるため、患者様の肌の状態や肌質、お悩みに合わせて、設定の調整が大切になります。

この調整の判断を間違えると、適切な場所に上手く熱が加わらず、逆に不要な場所に過剰に熱が加わります。それが、副作用として出てしまう可能性があります。

あまりにも赤みやはれがひどい時は、医師にお願いすれば薬を処方してもらうこともできますので、気になる事があればクリニックスタッフにご相談ください。

ハイフは痛い?施術後の経過

個人差はありますが、施術中はチリチリした感覚があります。皮膚の薄い場所や骨が近い部分は、多少痛みを感じることもありますが、ほとんど耐えられる程度の痛みです。痛みが心配な方は、カウンセリングの際にクリニックスタッフに相談しましょう。

施術直後からリフトアップ効果を感じられる方が多いですが、個人差があり、ハイフの最大の効果は約1~3ヶ月後といわれています。

ハイフの副作用

ハイフの副作用は、ほとんどありませんが、まれに以下のような症状が出る事があります。

熱を加えていくため、直後に少し赤味が出たり腫れたりすることはありますが、数日でひいてきます。メイクで隠れる程度です。また、赤味が出やすい肌質の方に、高いパワーで当てると、赤味や腫れが強くでることもあるので、施術者はしっかり患者様の肌を見て施術をしていきます。

骨に近い部分に垂直に当てると、熱エネルギーが反射し、火傷を起こすこともあります。熱エネルギーが強く加わり過ぎると水ぶくれになることもあります。

まれに、神経に近い部位で、照射中にピリッとした感覚があったり、それが約3週間程度続くこともありますが、自然に消失します。医療機関でのハイフでは、神経を損傷しないよう細心の注意を払って施術を行います。

ハイフの副作用は、照射直後に症状が出ることが多いです。ハイフが照射した超音波により皮膚が、熱ダメージを受けているからです。

ハイフの施術後はスキンケアが大切

スキンケア

ハイフの施術後は、肌が乾燥することがあるため、スキンケアがとても重要です。特に、治療後1週間は保湿と紫外線対策をしっかりしましょう。

クレンジング、洗顔の時はこすらず、泡洗顔をしましょう。保湿をしようとして化粧品をたくさん塗ると、伸ばすのに擦り込んでしまいがちです。化粧品を肌に擦り込まず、優しくのばすように気を付けましょう。

紫外線の影響で、お肌は乾燥していきます。日焼け止めはしっかりと塗り、できれば2~3時間ごとに塗り直しを意識することで、乾燥から肌を守ることができます。

また、紫外線はしわやたるみの原因にもなりますので、せっかくハイフをして、しわやたるみの予防改善をしているので、並行して紫外線対策も意識することが大切です。

ハイフが施術できない人(妊娠中はNG)

以下のような人は、ハイフの施術ができません。

・妊娠中の方
・ヒアルロン酸注入の治療を受けてすぐの方
・ペースメーカーや除細動器を使用している方
・施術部位に金属・プレート・シリコン・金製の糸などが入っている方
・日焼けをした後の方
・心疾患がある
・肝臓・腎臓に持病がある
・静脈炎・血栓など、血管に問題がある
・皮膚疾患がある
・皮膚に関する手術や入院をした後である
・てんかんの持病がある(過去に患った場合も含む)

ハイフ治療には肌の色は関係ありませんが、日焼け後は皮膚が熱を持ち、炎症を起こしていますので、副作用が出ることもあります。日焼けが落ち着いてからの施術をおすすめします。

ハイフの効果の持続期間と価格

個人差はありますが、施術後1~3カ月で肌のコラーゲンが増え始め、効果を感じられるようになります。その後の3~6カ月間はリフトアップ効果が続くといわれています。

1回の施術でも十分効果を得られますが、効果がなくなる少し前に照射すると維持することができます。半年に1回の頻度で施術を行うと、たるみやしわの予防改善が期待できます。

ハイフの価格はクリニックによって様々です。安い所であれば、およそ25,000円~の所もあります。しかし、たとえ安く見えてたとしても、ハイフはショット数によって金額が変わるため、その金額でできるのは、頬、顎下、目周りの1部位のみということもあります。金額と同時に、照射範囲がご自身のお悩みに合っているかを、まずは確認しましょう。

エステや家庭用のハイフとクリニックの医療ハイフの違い

施術

ハイフには、エステサロンでのハイフとクリニックでの医療ハイフがあります。

医療ハイフは法律で決められた医療行為に当たるため、医師もしくは、医師の指示を受けた看護師のみしか照射することができません。エステサロンでのハイフは医療行為にならないよう、出力が低く設定されています。強い出力で当てたり、解剖学をしっかり理解していないと、火傷や神経損傷を起こすこともあります。

エステサロンでハイフを行うのは違法です。ハイフの施術でトラブルがあった場合、クリニックの方が素早く対処できるので、それらを考慮して選択する事をおススメします。

家庭用ハイフも最近では出回っていますが、こちらも照射出力を落とし、誰でも使用きるようにしたものです。誰でも手に入るということは、そこまで危険なものを売ることはできないので、希望通りの体感を得られない事もあるかもしれません。

エステサロンでのハイフ、家庭用のハイフのデメリットとして、何か皮膚に炎症が起こった際、その施術を行っていない医師に診てもらうことになります。クリニックでの施術では、医師がトラブルに対応するためスムーズで、炎症の悪化を免れることができます。リスクを軽減する為にも、ハイフの施術は場所をしっかり見極めることも大切です。

MBC麻布十番のHIFUの特徴

MBC麻布十番で扱っているハイフ(HIFU)は、2.0mm、3.0mm、4.5mmのカートリッジを使い分けて、SMAS層、真皮層、脂肪層の3層にピンポイントで熱を加えていきます。皮膚の厚さやたるみの程度、部位に合わせて治療していくため、よりお悩みに合わせた治療が可能です。

また、2.0mmのカートリッジは、浅い層のみに連続して熱を加えていくハイフシャワーという方法があり、肌のハリやツヤ、毛穴の引き締めなどに効果が期待できます。

ハイフシャワーは、最初のうちは、1〜3カ月間隔で行うとリフトアップや引き締め効果が持続しやすくなります。本格的なハイフを始める前にお試し感覚で受けていただいても良いでしょう。

※MBC麻布十番では、「ウルトラーフォーマー3」を使用しています。

まとめ

ハイフ治療には正しい知識と技術が必要です。信頼できるクリニックで受けるのが一番効果的です。ハイフもただ照射すれば効果があるというものではなく、それぞれの肌の悩みや状態を見極めた施術をしていく必要があります。

MBC麻布十番では、患者様お一人お一人のお肌と向き合い、副作用が少なく最大限に効果を出すよう行っております。

是非、お悩みをお聞かせください。

<筆者プロフィール>

タカヒ沙苗

タカヒ沙苗(美容皮膚科看護師・美容講師)
看護師、保健師の他に、日本コスメティック協会認定インストラクターなど美容資格12個を持つ。
現在は、札幌市内の皮膚科、美容皮膚科で看護師として勤務する傍ら、美容講師として活動。
メディアにも出演し、正しい肌理論に基づくスキンケアを普及に努めている。