頬や鼻周りに赤みが出ている…。
赤みをファンデーションやコンシーラーでカバーして厚塗りになってしまう…。
赤みによる肌の色ムラができる…。
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、肌に出てしまった赤みの種類や治療法(保険治療、自費治療含む)、ホームケアや赤みの悪化を防ぐ方法などを紹介します。
まずは、どうして皮膚科に相談するのがおすすめなのか見ていきましょう。
あからがおの症状は皮膚科に相談するのがおすすめ
肌に出てしまった赤みの悩みは、皮膚科へ相談するのがおすすめです。その理由を以下にまとめました。
①皮膚科で診てもらうことで適切な治療を受けることができる。
②赤みの症状によっては、保険適用で治療ができる。
③レーザーやIPL治療など本格的な治療が受けられる。
④病院でしか処方できない塗り薬や飲み薬を使える。
⑤病院で治療することで赤みの進行を防ぐことができる。
あから顔の種類はいくつかあり、自己判断するのは難しいので医師に診察してもらうのが治すのに一番早い近道でもあります。次は、あから顔の種類についてみていきましょう。
あから顔の種類
あから顔の種類は大きく分けると以下の3つがあります。
①酒さ
頬や鼻周辺、あるいは顔が全体的に赤くなってしまう症状です。(個人差があります)酒さの症状が進行するとニキビのような吹き出物が出てきたり、鼻の皮膚が厚くなる症状を伴う場合もありますので、お悩みの方は早めに皮膚科へ受診しましょう。
②毛細血管拡張症
皮膚の下にある毛細血管が皮膚から透けて見えてしまう症状です。顔だけでなく首や胸などの体に症状が現れる場合があります。毛細血管拡張症は、その赤みの部分をよく見ると細かな血管が見えるのが特徴です。
③ニキビ跡などによる赤み
ニキビや乾燥などによって炎症が生じてしまい、赤みが中々消えず肌に残ってしまう症状です。
あからがおの原因
あからがおの種類ごとに、考えられる原因を解説します。(あから顔の原因は、個人や赤みの種類によって異なる場合があります)
①酒さの原因
酒さになってしまう原因は、遺伝や環境、生活習慣などによるものと考えられていますが、明確な原因は解明されていません。
②毛細血管拡張症の原因
毛細血管拡張症は、女性ホルモンの影響や生まれつき皮膚が薄い方に多い症状です。また妊娠中や女性ホルモンの薬を服用している際に症状が出る場合もあります。しかし、毛細血管拡張症も酒さと同様で明確な原因は解明されていません。
③ニキビ跡などの赤みの原因
ニキビができて肌の組織にダメージがあると、その炎症によって損傷した組織を治すために毛細血管が部分的に増えます。
そのため、血液が集中し、赤い色素が濃く見えてしまいます。
ニキビが治った後も、その赤みだけが残ってしまった状態がニキビ跡の赤みです。
以上3つが、種類別のあから顔の原因です。次は病院でしかできないあから顔治療のメリットとデメリットを紹介します。
皮膚科で行うあからがおの治療方法とメリット&デメリット
皮膚科で行うあから顔の治療には、フォトフェイシャルなどのIPL治療やVビームというレーザーを照射することが多いです。それ以外には塗り薬や漢方等もあります。この記事ではVビーム、IPL治療、塗薬、飲み薬についてのメリット&デメリットについて紹介していきます。(皮膚科によって治療法が異なる場合があるので特定の治療を希望される場合は、皮膚科までお問合せください)
Vビームのメリット/デメリット
メリット
保険適用で治療を行える場合があります。あから顔だけでなく赤アザの治療にも使用されているレーザー治療です。
デメリット
Vビームの場合、レーザーを照射するので治療後に内出血や水ぶくれといったダウンタイムがある可能性があります。照射の強さや範囲によってダウンタイムは異なります。
また強い日焼けをしている方は、Vビームを受けられない場合もあるので日焼けには注意してください。
IPL治療のメリット/デメリット
メリット
腫れや赤みなどのダウンタイムが少ないのが特徴です。赤みに対応しているだけでなく、シミやそばかす、ニキビ痕など総合的な肌の悩みに効果があります。MBC麻布十番クリニックで行っているフォトフェイシャルステラM22は、フォトフェイシャルとアクネライトからお選びいただけます。詳細については、コチラをご参考ください。
デメリット
治療後に顔のほてりや、一時的な赤みが出る可能性があります。また、IPL治療もVビームと同様に日焼けに注意する必要があります。こちらは自費治療となるので保険は使えません。
塗り薬のメリット/デメリット
メリット
保険適用の塗り薬や、海外で使われている保険適用外だが効果の高い塗り薬もあります。(皮膚科によって異なるので、希望される皮膚科までご確認ください)
デメリット
保険適用外の塗り薬は、自費治療となるので費用がかかります。保険適用のものは安価ですが、保険適用外の塗り薬と比べると効果が低い可能性があります。
漢方薬のメリット/デメリット
メリット
漢方薬は、皮膚だけでなく体の中の状態も整えてくれます。保険が適用されるので、自費治療と比べると安価に手に入ります。
デメリット
赤みを漢方で改善したい場合は約3〜6ヶ月間、薬を飲み続ける必要があります。すぐに飲むのをやめた場合、赤みが再び出てしまう可能性があるのでお気をつけください。(漢方を飲み始めてすぐに赤みが改善されたとしても、しばらくは漢方を飲み続ける必要がある可能性がありますので皮膚科にてご相談ください)
あからがおのホームケア
ホームケアやメイクにおいて、赤みの悪化を防ぐために気をつけて欲しい事を紹介します。
①低刺激なスキンケア
皮膚への刺激を避けるために、洗顔はなるべく優しく洗うようにしてください。タオルで拭く時も摩擦をかけないように意識しましょう。擦って拭くのではなく、顔にタオルを優しく押し当てて水分を吸い取るようなイメージです。
また、スキンケア用品は刺激の少ない敏感肌用などマイルドな製品がおすすめです。
②紫外線対策
日光は皮膚にとって刺激になることがあります。また強い日焼けをしてしまうと、フォトフェイシャルやVビームなどの治療が受けられなくなるかもしれないので、なるべく日焼けには気をつけましょう。敏感肌の方は、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めがおすすめです。
③肌に優しいコスメ
皮膚への刺激や摩擦を避けるために、洗顔のみで落とせるコスメを使用すれば肌への負担を減らすことができます。また、敏感肌の方のために作られているコスメを使用するのもよいでしょう。
スキンケアブランドのNovから発売されているベースメイクやポイントメイク製品は、低刺激性で作られているのでおすすめです。
④カラーコントロール下地
赤みをカバーするのに、グリーンのカラーコントロール下地を使いましょう。ファンデーションやコンシーラーを塗る前に、グリーンのベースを忍ばすことで、赤みを自然にカバーできます。
資生堂のdプログラムから発売されている薬用スキンケアベースCCブルーグリーンという製品は、ニキビや肌荒れに配慮されているのでおすすめです。
⑤赤み(酒さ)を悪化させる生活習慣や外的要因
アルコールやスパイスなど刺激の強い食べ物、熱い飲み物、ストレスや睡眠不足などの生活習慣、日光、極端な寒暖差、強い風などの外的要因は、酒さを悪化させてしまう可能性があるので、日常生活ではなるべく避けるように気をつけましょう。
あからがおの治療についてのQ&A
ここからは、気になるあから顔の治療について、よくある質問に回答します。
Q1 あから顔のレーザーやIPL治療は、何回受ければ効果が出ますか?
A 個人差はありますが、継続して3〜5回以上受けていただくことをおすすめします。(あから顔の種類や範囲、症状の進行具合によっても異なりますので、詳細は皮膚科にてご相談ください)
Q2 化粧をしたままでも、IPL治療はできますか?
A 化粧や日焼け止めがついていると治療できないので、治療前に全て落としていただく必要があります。
Q3 痛みに弱いのですが大丈夫でしょうか?
A 痛みが苦手な方は、麻酔クリームや麻酔テープがあるので、事前に希望される皮膚科までお問合せください。(麻酔クリーム、麻酔テープ等に関しては、皮膚科によって異なります)
Q4 院内で他の人と会わないようにできますか?
A MBC麻布十番クリニックは、カウンセリングから施術まで完全個室なので他の患者様に会わずに治療ができますのでご安心ください。(皮膚科ごとに異なりますので、希望される皮膚科にご確認ください。)
Q5 治療後はすぐにメイクできますか?
A フォトフェイシャルは、治療直後からメイクが可能です。Vビームに関しては、メイクができる場合とできない場合があるので、希望される皮膚科の指示に従ってください。
プロに相談して自分に合った治療方法を見つけよう!
皮膚科では、赤みを治すと同時にシミやソバカスなども改善できるIPL治療や保険適用可能な場合もあるVビーム、塗り薬や飲み薬であなたのお悩み解消の手助けをしてくれます。皮膚のプロである医師に相談をして、あなたに合った最善な赤み治療を始めてみましょう。
<筆者プロフィール>
エナ(アメリカ在住 美容オタク)
3年間の美容皮膚科勤務経験と、自身もプチ整形やレーザー治療を受け、それらの経験を基に、美容ライターとして活動。美容皮膚科での、フォトフェイシャル、フラクセル、ヒアルロン酸、ボトックス等の様々な治療の施術経験もあり。