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脱毛は痛いほうが効果が高い。脱毛方法別の痛い部位について徹底解説

公開 2022年6月30日
更新

脱毛の痛みは、施術する部位や脱毛方法によってかなり違ってきます。痛みを感じるということは、しっかりメラニンに反応して毛根にダメージを与えているということです。照射出力が高ければ、毛根に与える刺激も大きくなり高い効果を得ることができますが、痛みを強く感じやすくなります。

よくあるご質問

脱毛はどのくらい痛いですか?

脱毛法によって痛みの度合いが異なります。
脱毛前にどのような痛みか知っていれば、少し不安が取り除かれるのではないでしょうか。こちらでは脱毛法による痛みの度合いと、代表的な痛みの感じ方をご紹介します。
ニードル脱毛:脱毛の中でも一番痛みが強い
医療レーザー脱毛 ショット式(熱破壊式):痛みが強い
医療レーザー脱毛 蓄熱式:ショット式よりも痛みが軽減される
サロン光脱毛(美容脱毛):痛みが弱い

脱毛で痛みを感じやすい人の特徴は?

痛みを感じやすい人は、
・肌が敏感な人
・肌が黒い人や日焼けをしている人
・毛が濃くて多い人

敏感肌は、普通の肌と比べて皮膚のバリア機能が低下している状態です。皮膚のバリア機能が低下すると、刺激を受けやすい状態になってしまいます。脱毛のような強い刺激を受けると、痛みを強く感じることが多いです。

また、乾燥や寝不足などの生活習慣の乱れによって起こる肌荒れも、脱毛の痛みが感じやすくなる要因になります。

脱毛の痛みに耐える方法はありますか?

どの脱毛法を選んでも、痛みがゼロになることはありません。しかし、脱毛の痛みを軽減させる対策がないわけではありません。痛みを軽減させる方法を4つご紹介します。
・痛みの少ない脱毛器を選ぶ
・麻酔を使用する
・脱毛前に保湿する
・日焼けをしない

脱毛で一番痛い部位はどこですか?

脱毛の痛みは、部位によってかなり違ってきます。一番痛みを感じる部位は「VIO」です。デリケートなゾーンで、皮膚が薄く、粘膜に近いため痛みを強く感じやすいといわれています。特に粘膜に一番近い「Iライン」がもっとも痛みを感じるようです。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

弥づき 飛ろ
美容マニア
弥づき 飛ろ(やづき ひろ)
ライター

美容マニアで、多数の美顔器やコスメなどを試して、体験談を発信している。また、美容治療についても、美容注射、レーザー、小顔矯正、ハイフ、美白施術などの施術体験がある。実体験を交えた情報発信に共感する女性ファンが多数。

脱毛は痛い方が脱毛効果が高い?

結論から言うと、脱毛は痛いほうが効果が出やすいといえます。脱毛の痛みはレーザーや光による照射がメラニンに反応することで起こります。

痛みを感じるということは、しっかりメラニンに反応して毛根にダメージを与えているということです。照射出力が高ければ、毛根に与える刺激も大きくなり高い効果を得ることができますが、痛みを強く感じやすくなります。

レーザー脱毛以外の脱毛法でも、毛根組織に与えるダメージが弱ければ、高い脱毛効果は得られません。現段階の脱毛技術では、痛みと効果は比例しているといえるでしょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

脱毛は痛みを伴う治療で、効果が高いと考えますが、施術は痛みが強すぎると感じた時、施術者に相談しましょう。

脱毛が痛い理由は?痛みを感じやすい部位は?

脱毛は痛いほうが効果があるとお伝えしましたが、ここではなぜ痛みが起こるのか、仕組みや脱毛方法、痛みを感じやすい部位についてもう少し詳しく解説します。

脱毛の仕組み

脱毛は、照射した際の熱エネルギーが毛根の周りのメラニンに反応します。この熱エネルギーが毛根組織にダメージを与えるため、痛みを感じるのです。

わかりやすくいうと、レーザー照射で毛根を焼いているということです。一種のやけどが起きているような状態になります。照射出力が高いほど脱毛した際の痛みが強くなると思ってよいでしょう。

脱毛方法による痛みの違い

脱毛方法は「ニードル脱毛」「医療脱毛」「美容脱毛」の3種類です。それぞれ痛みが異なります。

ニードル脱毛

ニードル脱毛

ニードル脱毛は、毛穴に針を挿入して電気を数秒流すことで毛根組織を破壊する脱毛方法です。ニードル脱毛には、クリニックでの「絶縁針脱毛(医療針脱毛)」と美容サロンでの「美容電気脱毛」があります。

脱毛効果が高いのはクリニックでの絶縁針脱毛です。レーザーではできない白髪の脱毛も可能です。

確実に脱毛ができる方法だといわれていますが、かなり痛みを伴う脱毛法です。針を刺すときと電流を流すときに強い痛みが生じます。

医療脱毛

医療脱毛

医療脱毛は、医療機関でしか扱えないレーザーを使った脱毛です。照射した際の熱エネルギーが毛根の周りのメラニンに反応します。高い出力による熱エネルギーが毛根組織を破壊するため、痛みを強く感じるといわれています。

施術後に毛が生えてくる可能性が低く「永久脱毛(長期的に毛が再生しない)」と呼ばれている脱毛法です。

医療脱毛の照射方法には、ショット式(熱破壊式)と蓄熱式があります。ショット式(熱破壊式)は、発毛組織を破壊する方法でメラニン色素にしっかり反応するので、痛みが強いのが特徴です。

蓄熱式は、毛根より少し上にあるバジル領域(発毛因子)のみを破壊します。低出力で脱毛するので比較的痛みを感じにくいとされています。

医療レーザーの種類は、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類ありますが、蓄熱式は「ダイオードレーザー」のみです。

美容脱毛(サロン光脱毛)

美容脱毛(サロン光脱毛)

美容脱毛で使用されている光脱毛は、光による照射で脱毛を行います。医療脱毛と同じように毛根組織にダメージを与える脱毛法ですが、照射出力が低く発毛組織を破壊するほどのパワーはありません。

医療脱毛に比べると効果に即効性がない分、組織に与えるダメージが弱く、痛みが感じにくいといわれています。

痛みを感じやすい部位

脱毛の痛みは、部位によってかなり違ってきます。一番痛みを感じる部位は「VIO」です。デリケートなゾーンで、皮膚が薄く、粘膜に近いため痛みを強く感じやすいといわれています。特に粘膜に一番近い「Iライン」がもっとも痛みを感じるようです。

またVIOは濃い毛が密集しているので、1回の照射で反応する割合が多いのも痛みが出やすい要因です。その他にも、下着による摩擦などで色素沈着がある場合は、色素沈着のメラニンにもレーザーが反応するので痛みが強まります。

VIO以外で痛みを感じやすいといわれているのは「脇」です。脇も濃い毛が密集しているため、脱毛の痛みを強く感じやすくなります。自己処理をしていることが多い部位なので、色素沈着による痛みもあるでしょう。

そして意外に顔も痛みを感じやすいといわれています。顔は産毛ですが、骨に近いため痛みを感じやすくなります。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

脱毛の機械に応じて痛みの出方が異なることがあります。
また、脱毛する部位に関してもVIOや男性のヒゲに関しては毛が濃く、密集する場所なので強く痛みを感じることがあります。

痛みのレベルはどれくらい?

どの脱毛法を選んだとしても痛みをまったく感じないということはありません。ただし、脱毛法によって痛みの度合いが異なります。

脱毛前にどのような痛みか知っていれば、少し不安が取り除かれるのではないでしょうか。こちらでは脱毛法による痛みの度合いと、代表的な痛みの感じ方をご紹介します。

脱毛法による痛みを強い順に並べてみました。

痛みの度合い
ニードル脱毛 脱毛の中でも一番痛みが強い
医療レーザー脱毛
ショット式(熱破壊式)
痛みが強い
医療レーザー脱毛
蓄熱式
ショット式よりも痛みが軽減される
サロン光脱毛(美容脱毛) 痛みが弱い

下記は代表的な痛みの感じ方です。脱毛の痛みの感じ方には個人差があるため、人によって痛みを強く感じたり弱く感じたりします。必ず下記の部位で痛みが出るということではありません。

部位 痛みの感じ方
メラニン色素の多い部位
※脇・VIOなど
輪ゴムでパチンと弾かれたような痛み
骨に近い部位
※顔(特に顎)・膝・肘・脛・指など
骨にズンと響くような鈍い痛み
部位に限らず脱毛した箇所 熱感やヒリヒリする痛み

痛みを感じやすい人

脱毛の痛みは、脱毛法や部位だけでなく痛みを感じやすい人もいます。なぜ痛みを感じやすい人とそうでない人がいるのでしょうか。ここでは、痛みを感じやすい人について解説します。

痛みを感じやすい人
・肌が敏感な人
・肌が黒い人や日焼けをしている人
・毛が濃くて多い人

敏感肌は、普通の肌と比べて皮膚のバリア機能が低下している状態です。皮膚のバリア機能が低下すると、刺激を受けやすい状態になってしまいます。脱毛のような強い刺激を受けると、痛みを強く感じることが多いです。

また、乾燥や寝不足などの生活習慣の乱れによって起こる肌荒れも、脱毛の痛みが感じやすくなる要因になります。

レーザーや光脱毛はメラニンに反応するため、黒い肌や日焼けをしている肌にも反応するので痛みを感じやすいといわれています。

そして、毛が濃い人や多い人はメラニン色素が多いため、強い痛みを感じます。ただし脱毛していくうちに毛が減ってくると、痛みは少なくなってくるでしょう。

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脱毛治療による痛みは、脱毛の機械の種類やその人のお肌の状態、痛みの感じ方、毛量によって変わってきます。

痛みを軽減する方法

どの脱毛法を選んでも、痛みがゼロになることはありません。しかし、脱毛の痛みを軽減させる対策がないわけではありません。痛みを軽減させる方法を4つご紹介します。

痛みの少ない脱毛器を選ぶ

痛みの少ない脱毛器を選ぶ

脱毛の痛みが感じにくいといわれている脱毛器を選びましょう。医療レーザー脱毛のダイオードレーザー蓄熱式は、毛根ではなくバジル領域に低い温度で連続照射するので、痛みや熱さが感じにくいといわれています。MBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)で採用している脱毛器は痛みの少ないこのタイプになります。

美容脱毛よりも効果が期待される上に、痛みも軽減できるのでおすすめです。クリニックによって扱っている脱毛器が違うので、脱毛を始める前にクリニックへ確認すると良いでしょう。

麻酔を使用する

クリニックでは、どうしても痛みが我慢できないときの対策として麻酔を使用します。麻酔には「笑気麻酔」と「麻酔クリーム」があります。

笑気麻酔は、鼻から吸収して使う全身麻酔で眠気があり、痛みの恐怖心を取り除くのに効果的です。全身麻酔に抵抗がある人は、局部麻酔の麻酔クリームがあります。

脱毛する際に恐怖心や緊張があると痛みを感じやすくなるので、リラックスすることが大切です。脱毛前に医師に相談して、自分に合った麻酔を選びましょう。

脱毛前に保湿する

肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下して、痛みを感じやすくなります。また肌の乾燥で皮膚が硬くなっていると、毛が抜けにくく脱毛効果が下がることも考えられます。

脱毛することが決まったら、早い段階から保湿クリームなどでスキンケアをしっかり行い、肌が乾燥しないようにしましょう。

ただし脱毛の前日に使う保湿クリームは、油分の多いものは控えたほうがよいです。毛穴に油分が入り込んでしまうと、しっかり脱毛効果が得られない可能性があります。

日焼けをしない

脱毛前に日焼けをしてしまうと、黒い肌に反応して脱毛の痛みが増す可能性があります。脱毛の日程が決まったら、日焼けをしないように注意しましょう。脱毛前の生活習慣を整えることは、痛みを軽減させる対策になります。

しかし万が一日焼けをしてしまったときは、すぐに冷やしてください。日焼けをすると肌が乾燥するので保湿もしなければなりません。ただ脱毛までに炎症が治まらない場合は、クリニックに相談することをおすすめします。

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脱毛治療中の痛みを軽減させる方法にはいくつかあります。痛みが苦手だなと感じる人は、ぜひご相談ください。

脱毛の痛みが不安な人はご相談ください

残念ながら、現段階では痛みのない脱毛法はありません。脱毛の仕組みから、高い脱毛効果があれば、その分痛みも伴います。しかし、脱毛の痛みを感じにくい脱毛器を選んだり、麻酔を使ったりすることで、痛みを軽減することが可能です。

脱毛すると「自分に自信を持てるようになった」「肌を見せるおしゃれが楽しめるようになった」という人が多くいます。

なるべく痛みのない脱毛をしたいと考えている人は、今回ご紹介した痛みを軽減する方法を試してみてはいかがでしょうか。一日でも早くムダ毛のないきれいな肌を手に入れてください。