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ダーマペンとは?特徴と肌がキレイになるまでにかかる費用を解説

公開 2023年6月6日
更新

この記事の監修者

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MBC麻布十番 院長
山崎 禮子
専門科目: 皮膚科

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

ニキビや毛穴、たるみなど、いくつもの肌悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。美容施術にはそれぞれの肌悩みに効果の期待できるものもありますが、中でも複数の肌悩みに効果が期待できるのが「ダーマペン」です。

この記事では、ダーマペンとはどんな施術なのか、特徴や費用の相場、ダーマペンとの併用におすすめの施術まで詳しく解説します。

ダーマペンとは?超極細針で肌の再生を促すエイジングケア治療

超極細針で肌の再生を促すエイジングケア治療

ダーマペンとは、肌にごく小さな針で穴を開け、傷が治る回復過程で肌トラブルの改善を図る治療法です。日本の厚生労働省にあたる米国FDAにてニキビやニキビ跡の治療として承認されています。

実際の施術では、髪の毛より細い超極細針を肌に刺し、その時に美容の薬剤を塗布して肌に開けた穴から美容成分をどんどん浸透させていきます。これにより、有効成分による効果だけでなく、傷ついた組織を回復させる「自己治癒力」を促し、コラーゲンなどの産生を促したりターンオーバーを正常な状態に導いたりする効果が期待できます。

そのため、ダーマペンではニキビやニキビ跡のほか、毛穴の開き、くすみ、しわ、たるみなど幅広いトラブルに効果が期待できるのです。ダーマペンの効果については「ダーマペンの効果が出る時期は?毛穴・ニキビ跡・肝斑はいつ治る?」で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。

ダーマペンでは幅広く高い効果が期待できる一方、針を刺す施術であるため、痛みやダウンタイムが懸念される一面もありました。しかし、最新の「ダーマペン4」では、より早い振動数で針を刺すことができ、針を刺す深さを0.1mm単位で調整できるようになりました。これにより、肌への負担を最小限に抑えることが可能になったのです。

そのため、ダーマペン4は敏感肌でお悩みの方やダウンタイムや痛みが心配でなかなか施術に踏み切れなかったという方へもおすすめです。

ダーマペンの特徴!メリットとデメリットを解説

ダーマペンの特徴!メリットとデメリットを解説

幅広く高い効果が実感できるダーマペンですが、メリットだけでなくデメリットもあります。ここではダーマペンのメリットとデメリットについて解説します。

ダーマペンのメリット

ダーマペンのメリット

ダーマペンのメリットは、肌の深層(真皮)から肌トラブルの改善が期待できることや、傷跡が残らないこと、ダウンタイム日数が比較的短いことなどが挙げられます。

ダーマペンでは肌悩みに応じて肌の表面を覆う表皮からその下の真皮、さらに下の皮下組織近くまで針を刺すことが可能です。このような深さへのアプローチは、通常のスキンケアでは不可能です。

しかしダーマペンでは、このように肌の深くまで針を刺し、自然治癒力を引き出すほか有効成分を直接届けることができます。そのため、さまざまな肌悩みに応じた効果が期待できるのですね。

また、ダーマペンで使用する針は髪の毛より細い超極細針です。そのため、針を刺した部分は施術後数時間で塞がり、傷跡も残らないことが特徴です。加えて、ダーマペン4は従来の機器と比較して赤みや腫れなども軽減されているため、ダウンタイムも比較的短いことも嬉しいポイントです。

ダーマペンのデメリット

ダーマペンのデメリットグ

一方、デメリットとしては、痛みやダウンタイムがあること、効果が実感できるまでに時間がかかることなどが挙げられます。

ダーマペンでは針を刺す際に麻酔クリームを使用することが多いですが、それでも多少チクチクしたりピリピリしたりするような痛みを生じることがあります。痛みに弱いという方や痛みの程度が心配という場合には、クリニック医師までご相談ください。

また、ダーマペンでは針を刺すことであえて傷を作り、その回復過程で肌トラブルの改善を目指します。そのため、施術後は痛みのほか赤みや腫れなどを生じることがあります。

針を刺す深さにもよりますが、ダウンタイムは2日~1週間程度続くこともあります。針を刺す深さによって期待できる効果とそれによるダウンタイムのおおよその期間は「ダーマペンのダウンタイムは何日?ニキビの悪化や色素沈着が起きる?」をご覧ください。

このほか、ダーマペンでは効果を実感できるまでに時間がかかることもあります。これは傷の回復過程にはある程度の日数を要するためです。また、ニキビ跡やクレーターなどでお悩みの場合には、5〜10回程度の施術が必要になるケースもあります。

加えて、施術の間隔は3〜4週間程度空ける必要があるため、トータルで半年~1年程度かかることがあります。肌悩みに応じた施術回数や頻度もクリニック医師までお気軽にお尋ねください。

ダーマペンの相場|効果を実感するまでにかかる費用

ダーマペンの相場

ダーマペンの相場を調査したところ、全顔一回あたり全国平均で21,500円という結果でした。このほか、ダーマペンでは効果を実感するまでに複数回の施術が必要なケースもあるため、それに相乗した金額がかかるでしょう。効果や施術頻度について詳しく知りたいという場合には、「ダーマペンの効果が出る時期は?毛穴・ニキビ・肝斑はいつ治る?」の記事も参考にしてください。

また、ダーマペンでは痛みが生じるため、多くの場合、施術時に麻酔クリームを使用します。そのため、麻酔クリームがオプションとされている場合には、その分の料金も加算されます。麻酔クリームの全国平均は、2,000 ~3,000円程度という結果でした。

当クリニックでは、ダーマペン一回の施術を初回限定で19,800円でご提供しています。ダーマペンが初めてという方や、高い技術でなるべく安く受けたいという場合にも、お気軽にご相談ください。

早く効果を実感したい人向けのおすすめの治療

ダーマペンではニキビやニキビ跡などに効果が期待できますが、特に繰り返しニキビができるという方や毛穴の汚れが気になるという方には「ケミカルピーリング」との併用治療もおすすめです。

ケミカルピーリングは肌に酸性の薬液を塗ることで古い角質を取り除き、ターンオーバーを促す治療法です。本来、古い角質はターンオーバーによって自然と剥がれ落ちます。しかし、ターンオーバーの周期が乱れるなどして角質が表面に残ってしまうことで、ニキビの原因になることがあるのです。

ダーマペンとケミカルピーリングを併用することで、古い角質を取り除きながらターンオーバーを正常な状態に導き、さらに有効成分によってニキビへの高い効果が期待できるでしょう。

また、ダーマペンより高い効果を実感したいという場合や、より短期間で効果的な施術を選びたいという場合には「ポテンツァ」もおすすめです。

ポテンツァとは「ダーマペンの進化版」ともいわれる施術で、同様に肌に針を刺し、ラジオ波(高周波)を照射します。これにより創傷治癒を促進させるほか、炎症を起こさずに過剰な皮脂を分泌する皮脂腺を壊すことができるのです。そのため赤ニキビや白ニキビなど全てのニキビに効果が期待できます。

さらに、ラジオ波の照射によって発生した熱エネルギーにより、リフトアップ効果が期待できます。創傷治癒過程でのコラーゲンなどの産生のほか、皮脂腺の破壊、リフトアップ効果と一つの施術で複数の効果が期待できるのです。

ポテンツァはダーマペンと比較して費用はかさみますが、ニキビへの高い効果を期待したいという場合やいくつもの肌悩みを改善したいという場合にはおすすめの施術といえるでしょう。ポテンツァも併せて検討したいという方は「ポテンツァとダーマペンの違い|症状別おすすめの治療法を紹介」の記事も参考にしてください。

ニキビ、ニキビ跡、毛穴悩みはダーマペンがおすすめ

今回は、ダーマペンとはどんな施術なのかや、費用の相場、おすすめの併用施術などについてご紹介しました。

ダーマペンでは肌に超極細の針を刺すことで肌の自然治癒力を高め、さらに有効成分を肌の奥深くに直接届けることでニキビやニキビ跡、しわ、毛穴のたるみなど幅広い効果が期待できます。

また、ニキビが繰り返しできるという方や肌の汚れが気になるという方へは「ケミカルピーリング」との併用治療もおすすめです。より短期間で高い効果を期待したいという場合には、「ポテンツァ」もおすすめします。

ダーマペンの費用相場は全国平均で21,500円という結果でした。当クリニックでは、高い技術と実績で初回19,800円でご提供しております。なるべく費用を抑えつつ高い効果を期待したいという場合にも、お気軽にご相談ください。

<筆者プロフィール>

今江 美緒

今江 美緒
エステティシャンとして勤務後、看護師に転身。がん専門急性期病院、慢性期病院で勤務後、フリーランス看護師として活動しながらライターとして健康や美容、医療に関する記事執筆を行う。
自身が難病の皮膚病「酒さ」を患い完治させた経験を持ち、さらに美容と医療現場での経験から、皮膚疾患への知見や皮膚理論の知識を習得。自身でも歯列矯正、医療脱毛、ヒアルロン酸注射などの美容医療の治療経験を持つ。