CLRローションはダーマペンの効果を向上させる！ニキビや毛穴対策に

繰り返しできるニキビや開いた毛穴、ニキビ跡…。なかなか治らず、どうしたら良いかお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。このような肌悩みには、ダーマペンで用いられる「CLRローション」がおすすめです。

この記事では、CLRローションの特徴や効果、さらに高い効果を期待したい場合のおすすめ施術を詳しく紹介します。　

CLRローションは毛穴・ニキビに効果的なダーマペン社公認の薬剤です

CLRローションとは「ダーマペン」で用いられる薬剤です。ニキビやニキビ跡、開いた毛穴の改善に効果が期待できます。肌質改善が期待できる薬剤としてダーマペン社公認で用いられ、これまでに多くの患者様の肌悩みの改善に使用されています。

ダーマペン4とは

ダーマペンとは、肌にごく小さな穴を開け、傷が回復する過程でニキビやニキビ跡の改善を促す治療法です。ダーマペンは年々改良されており、現在使われているダーマペン4は、日本の厚生労働省にあたる米国FDAでは、ニキビやニキビ跡の治療用機器として承認されています。

ダーマペンでは、肌に開けた小さな穴へと肌悩みに合わせた有効成分を導入します。肌に微小な傷を作ることによって肌自身が回復する力を向上させることができます。また、コラーゲンやエラスチンなど美肌に欠かせない成分の生成を促したり、開いた毛穴やニキビ跡の改善、ハリ感やキメの回復効果が期待できます。ダーマペン4について詳しくは「ダーマペン4で美肌を作る｜セルフとクリニック治療での効果の違い、痛みなど美容専門家が徹底解説」の記事をチェックしてください。

CLRローションとは？

CLRローションとは、毛穴の汚れを取り除き、過剰な皮脂の分泌を抑える美容液です。肌の水分量を調整したりニキビを改善したりするほか、余分な角質を取り除き滑らかな肌へと整える有効成分が配合されています。

CLRローションでは、有効成分が肌質を改善し、ニキビのできにくい肌に導きます。さらに、ニキビによる色素沈着を改善したり、肌の水分量を調整する効果も期待できるのです。今あるニキビやニキビ跡を改善させるだけでなく、今後もニキビのできにくい肌を目指したいという場合にはおすすめの薬剤です。

CLRローションの特徴、効果

CRLローションには、肌質を改善するため「ナイアシンアミド」や「サリチル酸」「ヒアルロン酸」「乳酸」「オリゴペプチド」「ペプチド」「マヌカハニー」などが含まれています。なかでもニキビや毛穴などの改善に効果が期待できるのがナイアシンアミドとサリチル酸です。

ナイアシンアミドは肌の水分量を調節して保湿力を高めるほか、ニキビをできにくくして色むらや乱れたキメを改善する効果が期待できます。また、サリチル酸は肌表面に溜まった古い角質を優しく取り除き、肌表面を滑らかにします。

これらの有効成分をダーマペンによって導入することで、今あるニキビや開いた毛穴の改善だけでなく、根本から肌質を改善してニキビのできにくい肌に導くことが可能です。

【料金＆効果】CLRローションとその他の薬剤を比較

ダーマペンで使用する薬剤には、CLRローションのほか「McCoom」「Miracle H」「GANA PNV」「サイトカインリッチ」があります。それぞれの特徴や金額を以下にまとめました。肌悩みに合わせ、ダーマペンを受ける際の参考にしてください。

併用がおすすめの治療

ニキビやニキビ跡、毛穴の改善のためにはCLRローションに他の薬剤を併用して使用することもおすすめです。例えば、ニキビやニキビ跡以外にニキビが改善した後の凸凹（アクネスカー）がある場合、肌の奥深くでコラーゲンの再生を促す「Mc Coom」を併用することで凸凹の改善や開いた毛穴にも効果が期待できます。

また、ニキビの赤みやニキビ跡だけでなく、肌全体を若返らせたいという場合には、「Miracle H」を併用することで美肌効果や若返り効果が期待できるでしょう。

ほかにも、「サイトカインリッチ」を併用することで、ニキビ跡や炎症性色素沈着などの色むらの改善に加え、毛穴を引き締めたりたるみやしわを改善したりして肌全体の若返り効果も期待できます。

ニキビやニキビ跡、肌質改善のほか、さまざまな肌悩みがある場合には、他の薬剤を併用することで更なる効果が期待できるでしょう。

このほか、ダーマペンに加え「ケミカルピーリング」や「ポテンツァ」を併用するのもおすすめです。特に毛穴の汚れや繰り返しできるニキビでお悩みの場合にはケミカルピーリング、赤ニキビだけでなく白ニキビでお悩みの場合や皮脂の分泌量が多い場合などにはポテンツァをおすすめします。

ケミカルピーリングは酸性の薬剤を肌に塗布することで古くなった角質を取り除き、正常なターンオーバーへと導く治療法です。ターンオーバーが乱れ、古くなった角質が残ると繰り返しできるニキビの原因になります。

ダーマペンにケミカルピーリングを組み合わせることで、古い角質を取り除いてニキビができにくい肌へと導きます。

一方、ポテンツァはダーマペンと同じように肌に極細針を刺し、高周波の「ラジオ波」を照射する治療法です。傷の回復を促すだけでなく、ラジオ波によって過剰な皮脂を分泌する皮脂腺を破壊します。

皮脂腺を破壊することでさまざまなニキビの原因となる過剰な皮脂の分泌が抑えられ、赤ニキビや白ニキビなど、全てのニキビの改善に効果が期待できます。さらに、ラジオ波の熱エネルギーによってリフトアップ効果も期待できます。

CLRローションを用いたダーマペンでもニキビのできにくい肌への改善が期待できますが、より高い効果を求める場合や、さらに追加の肌悩みを改善したい場合には、他の薬剤や治療法との併用もご検討ください。

いつから効果が出る？おすすめ頻度も紹介

CLRローションを使用したダーマペンでは、いつから効果が出るのかも気になりますよね。ダーマペンでは、大きな肌悩みがない場合には一回の施術でも効果を実感できることもあります。しかし、ニキビ跡やクレーターなどでお悩みの場合には、5〜10回程度で次第に目に見えた効果が現れるケースもあります。

また、効果は施術直後から実感できるものではなく、1週間程度経過してから目に見えて分かってきます。これはダーマペンが短期的な効果を期待した施術ではなく、肌を自ら回復させる一連の過程で根本的な肌質か改善を目指す治療であるためです。

ダーマペンは肌にあえて傷を作り、肌組織が回復しようとする力を引き出す施術です。さらに、CLRローションなどを導入することで、ニキビやニキビ跡、肌質を改善する効果を高めます。そのため短期間で効果が現れるのではなく、長期的に見て根本的な肌悩みや肌質の改善が期待できるのです。

なお、施術の適切な頻度は3〜4週間に一回です。そのため、ダーマペンでの肌悩みの改善には半年〜1年程度かかることが多いでしょう。
ダーマペンの効果が出る時期については、「ダーマペンの効果が出る時期は？毛穴・ニキビ跡はいつ治る？」の記事で詳しく解説しています。

CLRローションで根本肌質改善を

ダーマペンで用いられるCLRローションでは、ニキビやニキビ跡、開いた毛穴の改善に効果が期待できます。またそれだけでなく、ニキビのできにくい肌へと導く肌質改善効果も期待できます。

ダーマペンではほかにも赤みのあるニキビ跡や色素沈着、たるみ、しわなどさまざまな肌悩みに効果的な薬剤があるため、さらに効果を高めたいという場合や複数の肌悩みを改善させたいという場合には併用治療もおすすめです。

ターンオーバーが乱れて繰り返しニキビができるという場合や白いニキビにお悩みの場合には、ケミカルピーリングやポテンツァなど、他の施術との組み合わせでさらに高い効果が期待できるでしょう。

当クリニックでは、経験豊富な医師が肌質を見極め、適切な施術回数や頻度、おすすめの併用施術をご提案します。なかなか治らないニキビやニキビ跡でお悩みの場合や、根本的な肌質改善を目指す場合にも、お気軽にご相談ください。

＜筆者プロフィール＞

今江 美緒
エステティシャンとして勤務後、看護師に転身。がん専門急性期病院、慢性期病院で勤務後、フリーランス看護師として活動しながらライターとして健康や美容、医療に関する記事執筆を行う。
自身が難病の皮膚病「酒さ」を患い完治させた経験を持ち、さらに美容と医療現場での経験から、皮膚疾患への知見や皮膚理論の知識を習得。自身でも歯列矯正、医療脱毛、ヒアルロン酸注射などの美容医療の治療経験を持つ。