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ニキビは皮膚科に行くべき?治療の種類と効果を解説!セルフとエステも比較

公開 2023年3月1日
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この記事の監修者

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MBC麻布十番 院長
山崎 禮子
専門科目: 皮膚科

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

ニキビは思春期だけでなく、大人になってからも悩まされる肌トラブルの一つです。セルフケアをしているけれど治らない、ニキビ跡になってしまったという方も多いのではないでしょうか。

ニキビには種類があり、セルフケアで改善できるものとそうでないものがあります。間違ったケアをすると、ニキビが悪化したりニキビ跡になったりするため、専門医師のいる皮膚科や美容皮膚科での治療が必要です。

この記事では、セルフケアやエステ、皮膚科、美容皮膚科でのニキビ治療や効果などについて詳しく解説しています。ニキビの治療法に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

ニキビができたら皮膚科にいくべき?

ニキビは状態によって「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4つに分けられます。ニキビの初期段階では、毛穴に古い皮脂や角質が詰まった状態です。少し膨れ上がって白く見えることから「白ニキビ」と呼ばれています。白ニキビの詰まった皮脂が酸化して黒くなった状態が「黒ニキビ」です。

ニキビができたら皮膚科にいくべき?

白ニキビや黒ニキビにアクネ菌が繁殖して炎症が起こると「赤ニキビ」になります。赤く腫れあがり痛みも伴う状態です。さらに炎症が悪化すると、膿がたまり「黄ニキビ」と呼ばれる状態になります。

市販薬ではなかなか治りにくく、ニキビが治ったとしても肌の凹みやクレーターといったニキビ跡になってしまう可能性が高いです。市販薬を使用していて改善されない場合は、早い段階でニキビ治療の専門医に診てもらうことをおすすめします。

ニキビは炎症を起こす前に正しい治療をすることが大切です。軽傷や重症にかかわらず、皮膚科で適切な治療を受けることできれいな肌の状態に戻すことができます。

皮膚科と美容皮膚科のどちらに行くべき?

皮膚科と美容皮膚科のどちらに行くべき?

皮膚科と美容皮膚科では治療の目的が異なります。皮膚科では「ニキビを治す」ことを目的にしていますが、美容皮膚科では「肌の美しさ」も追及しています。

皮膚科は主に外用薬や内服薬を用いた保険診療での治療です。毛穴の詰まりを取るための塗り薬や、炎症を抑えるための薬(塗り薬・飲み薬)などを使用します。また膿を持ったニキビには、医療用の針を用いて膿を出す治療も行っています。

ただし保険診療の皮膚科では、重度のニキビやクレーターの完治は難しいと言われています。一方で美容皮膚科での治療は、ニキビ跡の色素沈着や肌の凹凸、重度のクレーターの改善に効果的です。

できてしまったニキビを治療しながらニキビ跡の肌を美しくすることが期待できます。美容皮膚科では今あるニキビを治すと同時に、美肌やニキビができにくい肌質を目指すことが可能です。

あなたのニキビはセルフケア・エステ・皮膚科のどれで治る?

ニキビには、自宅でできるセルフケアやエステ、皮膚科で受ける治療法があります。それぞれに期待できる効果が異なるため、ニキビの種類によって適している方法を選ぶことが大切です。

セルフケア

ニキビのセルフケア

自宅でできるセルフケアは、洗顔やクレンジング、スキンケアなどです。皮脂やメイク汚れはニキビの原因になります。正しいクレンジングや洗顔は、ニキビの発生や悪化を防ぎます。ニキビの状態にかかわらず大切なケアです。

ピーリングや炎症を抑える効果のあるスキンケアを使用することで、ニキビやニキビ跡の改善、ニキビをできにくくする効果が期待できます。軽度の白ニキビや黒ニキビ、色素沈着、浅い凹みを改善したい方におすすめです。

エステ

エステでの治療法は、ピーリングや光フェイシャルなどです。ピーリングは肌の古い角質を除去することで肌の新陳代謝を促すため、皮脂の過剰な分泌を抑えてニキビの改善効果が期待できます。

光フェイシャルはコラーゲンの生成を促進させ、メラニンにも効果を発揮するため、赤みや色素沈着といったニキビ跡に効果的です。美容皮膚科と比べると出力が低いため、痛みに弱い方に向いています。軽度のニキビや赤ニキビ、ニキビ跡の色素沈着や肌の凹凸を改善したい方におすすめです。

また1回の料金が安く、気軽に治療をはじめられます。ニキビを治して美肌の治療も受けたいけれど、費用は抑えたいという方にも向いています。

皮膚科と美容皮膚科

病院で処方される薬は、有効成分や配合量が異なり医師の処方が必要です。炎症が悪化した赤ニキビや黄ニキビの治療には、病院で処方される薬でないと治りが遅くなる可能性があります。

美容皮膚科で扱っている医療機器は高い出力で治療ができるため、効果を実感しやすいのが特徴です。また、ニキビは人によって症状が異なります。美容皮膚科では一人ひとりの肌の状態に合わせた治療が可能です。

セルフケアやエステでは治療が困難な重度のニキビ跡にも効果を発揮します。セルフケアやエステで思うような効果を得られなった方や、重度のクレーターを治したい方は、美容皮膚科での治療がおすすめです。

美容皮膚科でのニキビ治療を比較

ここでは、美容皮膚科で受けられる治療法とそれぞれに適しているニキビの種類、効果が出るまでの期間や費用について紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌表面の古い角質や皮脂を薬剤で溶かして取り除く治療です。肌の新陳代謝を促し、ニキビができにくい肌に導きます。

薬剤が血液中に吸収されることはなく、副作用の心配がほとんどありません。施術後にピリピリ感やかゆみを感じることもあるようですが、自然に治まります。

白ニキビや黒ニキビだけでなく、炎症のある赤ニキビ、黄ニキビにも効果を発揮し、繰り返しできるニキビを防ぎます。また、ニキビ跡の赤みや色素沈着にも効果的です。

費用は1回約5,000円〜50,000円です。1ヶ月に1回のペースで6回程度施術を受けると、効果を実感できると言われています。効果の出方は、使用する薬剤によって多少異なります。

イオン導入

イオン導入は微弱な電流を用いて、ニキビに有効な成分「ビタミンC」や「トラネキサム酸」などを肌の奥に浸透させる治療法です。ビタミンCは皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビの発生を防ぎます。トラネキサム酸は炎症を抑える効果があるため、ニキビ跡の赤みや色素沈着に効果的です。

ニキビ全般の症状緩和や悪化防止に効果を発揮します。ケミカルピーリングやフォトフェイシャルなどほかの治療と併用して、ニキビの改善を早めるのに役立つ治療です。

費用は1回約5,000円〜15,000円です。効果を実感するには週に2回のペースで、3ヶ月程度受けることが推奨されています。

ダーマペン

ダーマペンは極細針で肌の表面に穴をあけ、自然治癒力によって肌再生させる治療法です。コラーゲンやエラスチンの生成と肌のターンオーバーを促進させます。

ニキビや色素沈着によるニキビ跡、肌の凹凸、クレーターの改善に効果的です。また、肌にあいた穴に成長因子や美白成分などの薬剤を導入させることで、美肌や肌質改善が期待できます。軽症のニキビから重症化した黄ニキビまで効果を発揮します。

費用は顔全体で1回約20,000円〜30,000円です。効果を感じるには1.5〜2ヶ月に1回のペースで、5回程度受けると良いとされています。

ダーマペンについて詳しく知りたい方は「ダーマペンのダウンタイムは何日?ニキビの悪化や色素沈着が起こる?」の記事も併せてご覧ください。

ポテンツァ

ポテンツァは微細な針を肌に刺し、高周波(ラジオ)を照射し、その後に多くの薬剤を秦野真皮層2まで入れていく治療法です。高周波による肌活性と創傷治癒2つの作用でニキビやニキビ跡に効果を発揮します。特に、ニキビ跡の肌の凹凸や重度のクレーターに効果的です。

ポテンツァにはダーマペンにない高周波を照射する機能がついています。高周波で皮脂腺を焼くことができるため、ニキビの根本治療が目指せます。ダーマペン同様に、軽症から重症化した黄ニキビまで治療が可能です。使用する薬剤による肌質改善も期待できます。

費用は1回約100,000円〜200,000円です。1.5〜2ヶ月に1回のペースで、3回程度の施術で効果を実感できると言われています。ポテンツァは高額ですが、ほかの治療と比べて効果が出るまでの回数が少ないのがメリットです。

フォトフェイシャル アクネライト(ステラM22)

フォトフェイシャルとは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる波長の違う特殊な光線を肌に照射する治療法です。フォトフェイシャルステラM22のアクネライトという機能は、ニキビの原因であるアクネ菌を殺菌し皮脂の分泌を抑えます。

ニキビの発生を防ぎ、炎症やニキビ跡の赤み、色素沈着、肌の凹凸などに効果を発揮します。軽症のニキビから炎症を起こした赤ニキビや黄ニキビまで対応が可能です。また真皮層にアプローチするため、コラーゲンやエラスチンが生成され美肌効果も期待できます。

費用は1回約10,000円〜50,000円です。ニキビへの効果は、1ヶ月に1回のペースで5回程度受けると実感できると言われています。

アクネライトについては「アクネの効果|メリット&デメリット、施術回数の目安を紹介」で詳しく解説しています。

治療法 対応できる
ニキビの種類
費用(1回) 効果が出るまでの
期間
ケミカルピーリング ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈着
約5,000円〜50,000円 6ヶ月~
※1ヶ月に1回のペースで6回程度
イオン導入 ニキビ全般に対応
・ニキビの発生を防ぐ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
約5,000円〜15,000円 3ヶ月~
※週に2回のペースで3ヶ月程度
ダーマペン ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
・毛穴の開き
・肌の凹凸やクレーター
・美肌 肌質改善
約20,000円〜30,000円 7ヶ月半~
※1.5〜2ヶ月に1回のペースで5回程度
ポテンツァ ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
・肌の凹凸や重度のクレーター
・美肌 肌質改善
約100,000円〜200,000円 4ヶ月半~
※1.5〜2ヶ月に1回のペースで3回程度
フォトフェイシャル
アクネライト
(ステラM22 )
ニキビ全般に対応
・ニキビの発生を防ぐ
・炎症を抑える
・ニキビ跡の赤みや色素沈着
・毛穴の開き
・肌の凹凸
約10,000円〜50,000円 5ヶ月~
※1ヶ月に1回のペースで5回程度
ケミカルピーリング
対応できる
ニキビの種類
ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈着
費用(1回) 約5,000円〜50,000円
効果が出るまでの期間 6ヶ月~
※1ヶ月に1回のペースで6回程度
イオン導入
対応できる
ニキビの種類
ニキビ全般に対応
・ニキビの発生を防ぐ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
費用(1回) 約5,000円〜15,000円
効果が出るまでの期間 3ヶ月~
※週に2回のペースで3ヶ月程度
ダーマペン
対応できる
ニキビの種類
ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
・毛穴の開き
・肌の凹凸やクレーター
・美肌 肌質改善
費用(1回) 約20,000円〜30,000円
効果が出るまでの期間 7ヶ月半~
※1.5〜2ヶ月に1回のペースで5回程度
ポテンツァ
対応できる
ニキビの種類
ニキビ全般に対応
・繰り返しできるニキビ
・ニキビ跡の赤みや色素沈
・肌の凹凸や重度のクレーター
・美肌 肌質改善
費用(1回) 約100,000円〜200,000円
効果が出るまでの期間 4ヶ月半~
※1.5〜2ヶ月に1回のペースで3回程度
フォトフェイシャル
アクネライト(ステラM22 )
対応できる
ニキビの種類
ニキビ全般に対応
・ニキビの発生を防ぐ
・炎症を抑える
・ニキビ跡の赤みや色素沈着
・毛穴の開き
・肌の凹凸
費用(1回) 約10,000円〜50,000円
効果が出るまでの期間 5ヶ月~
※1ヶ月に1回のペースで5回程度

※効果が出るまでの期間には、症状には個人差があります。

ニキビ治療に関するよくあるQA

ニキビ治療に関してよく聞かれる質問について紹介します。

治療は痛いですか?

ニキビの治療法によって痛みの感じ方は変わってきます。ケミカルピーリングやイオン導入は、あまり痛みを感じない治療ですので安心して受けられます。

重度のクレーターの治療に効果的なダーマペンやポテンツァでは、マイクロニードルを使用するため痛みが生じます。美容皮膚科では、施術前に麻酔クリームを使用して痛みをやわらげるため、強い痛みを感じる心配はありません。

美容皮膚科のMBCクリニックでは、お客様の痛みが最小限になるよう施術を行います。

ニキビの治療期間はどのくらいかかりますか?

ニキビが治るまでの期間は、ニキビの状態や症状によって異なります。また治療法によっても違いがあるため、はっきりとした期間は断定できません。通常1〜2ヶ月に1回のペースで治療することが多いです。

ニキビの治療をはじめてから3ヶ月程で効果が現れる方もいますが、ニキビが再発して治療に1年以上かかるケースもあります。ニキビを完治するには、症状に合った正しい治療を行うことが大切です。

美容皮膚科のMBCクリニックなら、豊富な治療法の中からお客様のニキビの症状に合わせて丁寧に施術を行います。

<筆者プロフィール>

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)
美容マニアで、多数の美顔器やコスメなどを試して、体験談を発信している。
また、美容治療についても、美容注射、レーザー、小顔矯正、ハイフ、美白施術などの施術体験がある。
実体験を交えた情報発信に共感する女性ファンが多数。